百五十一話 辛いことの後に良いことってあるよね
長らくお待たせしました。忙しかったんですよぉ!
そんな勢いのままに連れてこられたウォータースライダーにいつのまにか並ぶこと三十分。その間に数々のナンパがあった。例えば。
「ねー君かわいいねー!俺らと遊ばない?」
「………………キッ…………気持ち悪いです」
うん白撫さん、止めようとしたのは偉い。それでも止まらなかったのは仕方ないと思うよ。でも、でもね……
「ぐっはぁっ…………」
「誰か、救急車、救急車!」
相手、倒れちゃったんだよね。
「あ、あの、白撫さん……?」
「はい!なんでしょう!」
直後に話しかけても、花が咲いたようにニッコリ笑顔を浮かべる白撫さん。
「や、なんでもないっす……」
それから数分後、再びナンパされたんだけど……
「ねー君」
やってきたのは、女性二人組。白撫さんが殺意を剥き出しにして、僕の前に立つ。そのまま殺しそうで怖い。
「かわいいねー!一緒に遊ばなーい?」
「ほんとだ!めっちゃかわいい〜!」
「え?あ、あの……」
その言葉は、白撫さんに向けられたものだった。
ん?あ、あれ?女性が女性をナンパ……?え?ん?僕の考えがおかしいのかな?ん?普通だったりするのこれ?え?ええ?
「ご、ごめんなさい、私、その、彼と……」
「わーそっかデートかー!ごゆっくり〜!」
「いこいこー!」
それから順番が来るまで、顔が熱くてお互い目を合わせられなかった。
「じゃ、じゃあいきましょうか…………」
「う、うん……」
スタッフさんに促されて浮き輪に乗る。
「じゃあ彼女さん前へ!彼氏さんは後ろから抱き抱えるようにお腹に手回してくださーい!」
手を掴まれ、白撫さんのお腹を少し強く抱きしめてしまう。
なんだこれ、すべすべで気持ちいい…………はっ、危ない危ない、トぶところだった。
「それじゃあ行きますねー!さん、にー、いちー、いってらっしゃい!」
そんなスタッフさんの掛け声と共に。
「うおえあああああああああああ!?!?」
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
は? なにこれこわすぎない?あ、やばまって死ぬ…………
「一ノ瀬君、もっと、その……抱きついてくれてもいいんですよ?」
「ぐええええええ! はあああああああい! うおああああああああ!」
回る。回る回る。落ちる。浮く。
白撫さんが何か言ってたけど、聞いている余裕がない。
「ぐおおおおおおおおおぉぉぉぉ……」
そして終点。
ざばぁぁぁぁんっ!
「あ゛ぁ、あ゛あ゛ぁぁ…………」
「お、お疲れ様でした…………」
スタッフさんが、引き気味で迎えてくれた。
「い、一ノ瀬君、大丈夫ですか?」
「うん、なんとか……ぁぁ……」
あたまがふわふわするんだぁ。あはは。
「ちょっと、向こうで休みましょうか」
白撫さんに支えられ、人気の少ないところまでやってきた。
「さ、どうぞ」
ベンチに座った白撫さんが両手を広げてそんなことを言った。
「? なにが?」
「なにがって……膝枕です」
「??????」
まって、頭が回ってないよ。
えーと、膝枕ってなんだっけ?太ももに頭乗せるヤツ……だよね?んで?今、それをしてくれる?生足?ひゃっほい!ってちげえよ!
「いや、うん、大丈夫かな!治ったし!ほら!」
「だめです」
グイッと力強く引っ張られ、よりまずい体制に。詳しく聞きたい?じゃあまず正面から女性に引っ張られたら顔がナニに埋まるか考えてみてよ。そういうことさ。
「あ、あぅ………」
水着だからか、ウォータースライダーでフレッシュしたからか、それとも夏だからか。心なしか大胆だった白撫さんも、これには赤面していた。
「…………すみませんでした」
すぐさま飛び退き、土下座する。
「……………………わかったら、大人しく膝枕されてください」
「……はい」
ここまで読んでいただきありがとうございます。
よっ、久しぶりだな!俺だよ俺俺!
…………はい、村人Bです。
前書きにも記しました通り、めっちゃ忙しかったです。主に学校が。
ですが、そんな時期も終わりまたそんな時期がやってきました(訳:まだまだ忙しいです)
ですが今日はさすがに投稿しよう、と。なんでかわかります?
2019/9.22 08:05
この作品の第一話が投稿された瞬間でございます。
そうっ!つまり!今日でこの作品、1周年を迎えたのですっ!(拍手喝采)
あー、ありがとうございます、ありがとうございます!
皆様の応援のおかげで今日までやってこれました!二人(誰と誰でしょうね)はまだくっついていませんが(僕が生きているうちにくっつくんでしょうかね)!無事2年目に突入でございます!(拍手喝采)
ということで!まだまだ新人、拙い文章を生み出すぼくですが!これからもよろしくお願いします!
P.S.この作品の誕生日プレゼントに感想とかブクマとかレビューとかポイント評価とか、して欲しいなぁー(チラッ
…………いや、無理は言いません、読んでくださるだけでありがたいです、いつもありがとうございます。なので、もう一度。
これまでありがとうございました、これからもよろしくお願いします。




