表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

147/169

百四十七話 だれか

おまたせしましましましま。しま。

「あー、まぁ、その、ぼちぼち、ですね……ははは」


 我ながらなんとも言えない返答だ。


「…………浮気はいかんぞ?」

「へ、へへへ」


 おい待て僕、なんだその笑いは!


「…………いかんぞ?」

「………………はい」


 まあ、まだ付き合ってもいないんだけどね!


「ふむ、そういうことか」


 何かはわからないけど何かに納得した優純さんは、僕の肩を叩いた。


「自分に正直になりなさい。他人はどうだっていいんだから」


 …………あれ?もしかして、心読まれた?


「ではな」

「……あ、はい」


 …………はぁ。




「…………つかれた〜〜!」

「お疲れ様です」

「うん、白撫さんも」


 あらかたの準備が終わり、夕陽が差す教室でぐったりしている僕と白撫さん。僕らの間には朝のぎこちなさも完全に消え、なんの滞りもなく話ができていた。


「さて、と…………そろそろ、帰りましょうか」

「そうだね」


 一応、大体の道具を片付けておく。


「そういえば、あしたは休みなんだっけ?」

「はい、皆さんの都合が合わないということで」

「了解」


 で、そのあとは……


「教室の方の準備が終わったら、一旦全部片付けるんだよね?たしか、授業の邪魔になるとかで」

「はい。前日に飾り付けなどをする時間がもらえるはずなので、問題はありませんが」

「じゃあ、これからは何したらいいんだろ?」

「…………練習です」


 練習?なんの練習だろう?


「その、ウェイトレスとしての練習、連携とか」

「とか?」

「そ、その、も……もえ……」

「僕が悪いもう言わないで」


 しばらく"もえ"は日本全国で禁止しよう。


「…………帰ろう」

「………………はい」


 お通夜みたいな雰囲気になっちゃったよ。


「…………………………」

「ん?誰かいる?」

「はい?」

「いや、そこに誰かいた気がして」

「気のせいでは?」


 白撫さんがいうならそうなのかな。


「そっか」

「はい、帰りましょう」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ