表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

146/169

百四十六話 いつのまに

「よし、それそっち持ってって!」

「これ向こうでいい!?」

「うん、よろしく!」


 そんな風に、教室内に声が響く。


「今から買い出し行くけど、いるもんある?」

「あ、じゃあ––––––––」

「はいそっちもって!いくよー、せーの!」

「ちょっと待って、絵具足りなーい!」


 生徒一人一人が忙しなく動き、各々の仕事をしていく。


「よし、完成!あとでこれ全員にわたすねー!」


 小鳥遊さんが何やら紙の束をぶんぶんと振っているので、声だけかけておく。


「何かわかんないけどありがと!」

「うんっ!」


 さてと、僕は……ハサミハサミ、と……


「……あっ」

「あ」


 僕と同じくハサミを手にしようとした白撫さんの手に触れてしまった。


「ご、ごめん、先どうぞ」

「あ、ありがとうございます」


 あー、さっきの翔太と相模川さんの話のせいでいろいろ気まずいわ!ちょっと離れよ!

 とりあえず一度、教室を出て廊下のベンチに座る。あのままいたら、忙しない喧騒に飲み込まれて何もないのに焦り出しそうだったから。


「ふぅ…………」

「いやあ、大変だね」

「もう、ほんと…………にぃっ!?」


 いつのまにか、隣に人が座っていた。


「な、なんで優純さんがここに……?」

「うん、なんでも連絡してくれと言ったのに何も言ってくれないから、思い切ってきてみたんだよ」


 あ、割と暇なんだ……


「ところで」


 あ、やばい、僕の危機察知センサーがびんびんに訴えかけてきてる。やべえぞって。


「最近、まどかとはどうだね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ