138/169
百三十八話 待て
「そうだ、みてみて!」
僕の胃が引きちぎれそうなくらいにキリキリしてきたところで、小鳥遊さんがなにやら数枚のかみを手渡してきた。
「制服の案が3つにまとまったんだー!」
一枚目は、茶色が基調。二枚目はよく見る白と黒で構成されているフリフリのもの。三枚目は…………三枚目は?
「え、なにこれ」
「なにこれって、猫耳だけど?」
「や、そうなんだけどさ」
色は白黒だから、まあいい。猫耳カチューシャも、まあ。問題は、他にある。
「え、なんでおなかでてんの?あとしっぽでスカートめくれてパンツ見えてるよね?あとスカート短すぎない?もう一個言うと胸に穴空いてるのもなんで?」
もうね、突っ込みどころが多すぎるよ。
「え、かわいくない?」
「いや、そんなことないですけど。ただの変態じゃないですか」
「りょーくんを悩殺するんだぜ?」
「これでいきましょう」
いやいやいやいやまってまって?
「流石にこれは無しだよね?そうだよね?おーけー無しだこれだけは譲れないよ」
それから数十分の抗争があり、なんとか僕が勝ったのだった。




