百三十五話 私も一緒に食べていい大作戦
「…………できたぁっ!」
私たち服のデザイン組は、各々が家でアイデアを出して絵にし、それを集めて選ぶという作業を何回か重ねた。その末、いい感じのが三案くらい出たのだ!
「よしっ、じゃあ、明日りょーくんに見せてくるね!」
そう言って、同じデザイン組の子たちと別れる。
「りょーくん、これみたら褒めてくれるかな?頭なでなでしてほしいなー!」
そんな風に妄想しながら、家へ……ってちょい、まてまてまて。
「あ、あれは…………」
りょーくんと白撫さん!なんで一緒に……って、二人でレイアウトとか一緒に考えてるんだった!あーもー私のバカ!なんでりょーくんと一緒にやらなかったの!?んもー!リードされちゃうよ!
…………まぁ、いいや。私には、奥の手があるんだから!絶体絶命の、というか敗北が決まった瞬間に使える、奥の手が!大逆転できる手が!
うぅ、でも、お話ししたいなぁ……って、二人でご飯食べ始めた!ずるいずるいずるいっ!
…………っは!いいこと思いついた!
私は本能のままにりょーくんの方へ歩いていく。
「あ、あれー?ぐ、ぐうぜんだね、りょーくん!」
題して「たまたま会ったけど……え、ご飯?私も一緒に食べていい?」大作戦!




