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百二十九話 なんらかの連絡
「うん……あ、ちょっと待って」
ポケットで、ケータイが震えた。どうやら、翔太から連絡が来たようだ。
『ポスター二、三枚できたが、何種類作ったらいいんだ?』とのこと。
「好きにやってもらっていいかな?」
「はい、私は構いませんよ」
その通りに返事をする。
『り』
うわー、現代人じゃん。『り』て。了解って意味なのはわかるけど、使うんだ……これがジェネレーションギャップか……(同い年です)
「あ、私も未亜から連絡が来ました。二人は一緒じゃないんですかね?」
「別々だとしたらなにしてるんだろう、個別で作ってるのかな?」
「…………なるほど」
「なんて?」
聞いてみたものの、答えられないといった反応をされた。
「プライベート……ですね。それに、私に聞かれても答えられないような内容の質問です」
え、なにそれ、めちゃくちゃ気になる……でも、聞かない方が良さそうだ。
「とりあえず、ご飯行こうか」
「ですね」
さて、どこで食べようか。
「…………」
「わかります、わかります」
窓の外に目をやる。僕らが思うのは、同じこと。
暑そう。
それから外に出るまでに三十分かかった。




