表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

126/169

百二十六話 気をつけること

「そうそう、で、これが……」

「はい、でも、そうなると……」

「あ、これは……」

「それも、他のこととすり合わせないと……」


 隣で店長さんと白撫さんが真剣に話し合いをしているが、どうやらうまくいっていないようだ。え、僕はなにをしてるのかって?


「…………」


 そら沈黙ですよ?口挟めるところないもんね。


「うーん……」

「難しいですね……」


 難しいらしい。


「あーん、わかんないわねぇ」


 わからないらしい。


「あの、一ノ瀬さん」

「はい?」


 メイドさんが話しかけてきた。


「何もしないんですか?」

「何かできると思ってるんですか?」

「思ってないですね」

「わー即答、僕は悲しい」


 じゃあなんで話しかけてきたの……?


「私も暇なんで、なんかお話ししましょ」

「うーん……」


 なにか、あったかな……


「あ、僕がウェイターやるってなったら、なにか気をつけることとかありますか?」

「そうですね……」


 むー、と顎に指を当てて考え込むメイドさん。


「スカートの中を写真で撮られないようにしないといけませんね!」

「うんそれは大事だけど僕には関係ないことだ!」

「え?」

「え?」

「……え?」


 えぇ……?


「……………………ま、いいや」

「よくない、今の間は何かよくない!」

「気をつけることっていったら、机から足を出されるお客様とか、クレーマーとか、走って溢さないとか!こぼすまではまだいいんですが、お客様にかけると……」


 なるほど、お店としての格が下がるわけだ、気をつけないと。


「ほかには、ありますか?」

「…………案ずるより?」

「産むが安いけど流石に案じたいですね!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ