百十七話 せんにゅー②
MIJI
「では……私はこのオムライスを。一ノ瀬君はどうしますか?」
そう聞かれたので僕は一時思考停止し、メニューを見る。
「じゃあ……僕もオムライスで」
「かしこまりました!」
「あ、あと」
白撫さんがメイドさんを引き留める。
「私達、今度学校の文化祭でメイド喫茶をやることになったのですが、取材や写真撮影などの許可はもらえますか?」
「え?は、はい、店長に確認とってきます!」
さっきのとぅんくの影響だろう、メイドさんは顔を真っ赤にしたまま、すたたーっと行ってしまった。
「にしても、お客さんが多いね」
「それくらい人気ってことなんでしょうね」
「本番、これ以上に混んだりするんだろうなぁ」
「いえ、たかが学校の文化祭ですし……」
怪訝な顔をしながら、白撫さんが言った。
「いや、JKメイド」
「?…………あ、あぁ、なるほど」
変な人がこないか心配だ。それっぽいSPみたいな役割も作っとこうか。
「…………ちなみに」
「ん?」
「一ノ瀬君的には、その……誰のメイドが一番可愛いって予想ですか?」
「そりゃs…………」
はい落ち着けマイハーツ!ここで『白撫さんだよ(キリッ)』なんて言ってみろ!死ぬぞ!
「あー、えー…………」
ど、どう答えたらいいんだ……!?
「お、お待たせしました!」
ちょうどそこで、メイドさんが帰ってきた。ナイスタイミング!




