百十一話 いつ決まってたんだよ!?
相談も一応終わり、ひと段落したところで僕は聞いてみることにした。
「そういえば、こっちにはYOUは何しに?」
「え?」
「え?」
質問に疑問符をつけて返されてしまった。特におかしなことは言ってないし聞いてないはずなんだけど……
「あ、あれ?翔太から聞いてないの?」
「え?翔太?……いえ、事後報告だけですね……っと、ちょっと待っててください」
どうやらお姉さんと僕の間で何か食い違いが起きているらしい、そうわかったところでインターホンが鳴った。こんな時間に誰だろう?
『こ、こんにちは』
モニターに映し出されているのは、白撫さんだった。なんだろ?
「白撫さん、どうしたの?」
玄関まで行き、ドアを開ける。
「私自身あまりしっかりできていないのですが、文化祭の企画についての資料を回収しに来ました」
…………え?なんて?ぶんかさい?…………あーあれか。壊しちゃダメなやつね?文化財。
「そんな宿題出てたっけ?あれ?グループワークだった?」
「え?」
「え?」
えーっと。
「…………ごめん、もう一回いい?」
「あ、はい。文化祭のクラス企画についての資料の回収に」
BUNKASAI?
「ご、ごめん、なんだっけそれ?」
「えぇ……!?」
すっごい驚かれてる。『頭大丈夫かこいつ』みたいな目で見られてる。ただ、一言言わせてほしい。
ほんっとうになにかわからない……!
「あ、あれ?えっと、一ノ瀬君って文化祭委員でしたよね?」
「いや違うよ?」
あーびっくりした。そういうことか。何か知らない宿題があるかとおもっ
「…………一ノ瀬君、文化祭委員ですよ?」
「へぇぁ?」
変な声出た。
「……………………っ、あーーー!」
そうだその時!ちょっと、いや偶然、偶然お腹を痛くしてトイレに逃げてたわ!あの時に決まってたのか!ていうか、なんの連絡もなかったし紙も何ももらってないよ!
「…………他は誰が?」
「私と未亜と吾野君ですね。あと、よくわかりませんが特別枠で小鳥遊さんと春原君もいるみたいです」
「よし、任せよう!僕はサボろう!」
「一ノ瀬君、声に出てます」
「あっ」
知らないうちに文化祭委員になってたみたいです。なんでぇ?




