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百十話 繋がるのか

「あの……本当に大丈夫ですか?」


 お姉さんが話を聞いてくれることにはなったものの、顔を真っ赤にしてプルプル震えているので話さないほうがいいんじゃなかろうか?


「だ、大丈夫だから……どうぞ、始めて?」

「あ、はい」


 まつげをピクピクさせながら微笑まれた。なにそれ器用!……それはどうでもいいか。


「で、どうしたの?」

「ええと…………」


 僕は遊園地であったこと––––相模川さんに言われたことや小鳥遊さんや白撫さんからの態度など、話せること全て––––やここ最近のことを話した。


「な、なるほど……色々大変なんだね……」


 女性目線では大変に見えるらしい。まあ実際、僕はどうしたらいいのかわからないからこうして相談してるわけなんだけど。


「それで……向き合わなきゃいけないとは思ったんですけど、どうしたらいいのかがやっぱりわからなくて……」

「それって、その悩みから違うんじゃないかな」


 ふと、そんなことを言われた。


「どうしたらいいのか、じゃなくて、どうしたいのか、じゃない?正解なんてないんだからさ」


 どうしたいのか…………?


「多分、どっちとお付き合いしたらいいのかわかんないとかだと思うんだけどさ」

「はい…………」

「…………ちょっと、話は変わっちゃうんだけどさ。私も、たまに付き合って〜って言われるの」


 僕の写真をおかしいまでに欲する人が告白されるなんて、世も末だね。笑えねえ。


「そういう時、よく考えるの。その人と付き合ったらどんな風になっていくのかなって」


 どんな風になるのか……


「で、私は本当にその形でいいのかな、とか思うんだ」


 それから、一息ついて。


「良夜君は、どう?」


 それが、答えに繋がるんだ。

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