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百九話 相談

「…………うん?」


 ベッドに寝転がってりょーくんのことを考えていると、隣でスマホが震えた。


「なんだろ」


『話がある』


 悠人からの連絡だった。


『なに?』

『一回会える?』


 んー、まあ、いいかな。


「いいよ」


 場所は近くの喫茶店になり、私は早速そこへ。少し待つと、悠人がやってきて前に座った。二人とも、軽い変装で気づかれないように。

 お互いコーヒーを注文して、話を始める。


「で、どうしたの?」

「奈夢、一ノ瀬のこと好きなんだよな?」

「え、そ、そう、だけど。いきなりどうしたの?」


 悠人は目線のあたりで手を組み、こっちをまっすぐに見つめてきた。


「…………お前らがくっつくように、協力してやってもいい」

「詳しく」


 一瞬なんでそんなことをとか考えかけたけど、その思考はすぐに吹き飛んだ。りょーくんは白撫さんと仲がいいみたいだから、遅れを取らないように使えるものはぜーんぶ使わないといけないんだ。


「…………条件がある」

「飲むよ」

「いや、まだ何にも言ってないんだが」

「どうせ私とりょーくんが付き合うことになったら白撫さんとの仲を取り持ってくれ、でしょ?」

「お、おう……」


 それくらいならお安い御用だ。りょーくんにフラれて悲しんでいるところに優しくするだけでいいんだから。


「じゃあ、そういうことで」

「おう」

「「作戦会議に移ろう」」


 それから数時間ほど、私たちはあれやこれやと話し込んだのだった。




「…………あっ!」


 昨日は忘れていましたが、ちゃんと未亜に報告して次の作戦を立てなければ!


「もしもし!」

『はい』

「次の作戦ですが!」

『あ、あ〜…………はいはい、じゃあ今からそっちいくねー!』


 そう言われ、電話は切れてしまいました。そして、数分後。


「来たよー。あ、良夜の部屋にも誰か来てるっぽいね」


 のんびりした様子で、程よく汗をかいている未亜がインターホンを鳴らしました。


「だ、誰が来ているのですかっ!?」

「えっと、翔太のお姉さん。凛さんだったかな?」

「な、なぜ……?」

「よくわかんない」

「そ、そうですか……で、なぜ知っているので?」

「盗聴機?」

「いえ、聞かれてもわかりませんが……って!?」

「じょーだんじょーだん」

「よ、よかった…………」

「多分」

「未亜!?」


 大丈夫ですか?この人大丈夫ですか?色々怖いのですが!


「まあ、それはいいんですが」

「あっ、いいんだ」

「次はどうしたらいいのでしょう……?」

「…………あるよね?」

「…………ありますね」



「「文化祭準備」」

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