百七話 連絡
みじかし。
翌日。
昨日、帰ってからダラダラしていると、相模川さんからお叱りの言葉が飛んできた。
『空気読めよ』
怖かった。なぜそんなことを言われたのかも、いつ空気を壊したのかもわからないけど怖かったから謝っといた。そしたら、
『次は無いぞ』
だって。
やばいね、何かわかんないのに次を言われちゃったよ。
「はぁ」
ドサっと仰向けでベッドに倒れこむ。ちょっと怖かった。
にしても、なぁ……
あれから1ヶ月程だろうか、僕は特になんの答えにも行き着かずに問題を放置していた。
「きもち、なぁ……」
遊園地で言われ、自分の部屋でも言われたこと。あれは、結局のところ『白撫さんか小鳥遊さん、どっちにするのか選べ』みたいなことなんだろう。
ほんと、どうしたらいいんだろ。
どっちの方が距離が高くて仲が良くて、どっちの方が比べて気になるとか、そういうことは、多分……ない、と思う。
「はぁ」
どうしたもんか。
そんな風にしていると、翔太から連絡が来た。
『ちょいちょい』
『どうしたの』
『うちの姉ちゃんがそっち行ったわ』
『事後報告じゃあ遅いんだよね』
『適当によろしく』
『何言ってんだ翔太も来い』
あ、あいつ既読つけないつもりだ!
どうやら僕は、急な客人の相手をしなければいけないらしかった。




