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戦場で私は恨もう  作者: 球磨川 享楽
かくして私は生まれた
3/3

私は孤児だそうです

皆さま久しぶりです。


本日はお日柄もよく、今日私はこうして無事4歳になりました。

私が暮らしているのはもともとは国が管理していた教会の跡地に作られた孤児院です。


何でも、私は孤児院の近くの畑に籠が置いてあったらしくその中で私は眠っていて、私と一緒に名前の書いてあった紙が入っていたらしいのです。


申し遅れました。私はルーク・シュヴァルツ、4歳です。

ちなみにルークとはラテン語で「光をもたらすもの」という意味があるそうです。

まったくもってあの悪魔は忌々しい名前をつけてくれましたね。無神論者、いや神があの悪魔だとするのなら背徳者にあたる私にこのような名をつける辺り信仰心を持たせようと本気で思っているのだろう。


だからこそ私はこの四年でできる限りの勉強をした。国が管理していた教会ということもあり様々な本が残っていたため少しずつではあるが読んでいた。


そこでわかったのは私がいる国は帝国と呼ばれる

軍事国家であること、そしてやはり魔法が存在するということだ。


我が帝国は軍事力で成り上がったため周辺諸国との関係はあまり良好とは言えない状態であり、いつ戦争を始めてもおかしくないとは孤児院を回しているシスターさん達の言葉だ。


魔法とは皆様が思っているものとは少し違い、まず発見されたのが100年前とあまりにも短いこと。

それまでにも一応存在はしていたらしいがオカルトと大差なかったらしい、それをある科学者が解き明かし科学によって効率化させたのが魔法というわけです。


よくわからない?それなら砕いて言わせてもらえれば井戸があったとします。それだと水を汲むのがとても大変です、その科学者は水を自動で汲みあげる機械と水を出す蛇口を作ったと言うわけです。


これなら少しは理解できたのではないでしょうか。

そう、この世界の魔法とは科学の道具が無ければ使えない代物なのだ。


そして現在は軍事的にしか使用されていないのです。

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