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差別

作者: 大澤豊

いつから自分が一番大変だなんて思うようになったのだろう。大変なのは皆、同じなのに。

君がそんな顔をするから僕も同じ、困った顔になる。

大切なのは誰が大変なのかではなく、結果だと思う、君はそう俯く。そう言う君の指はペンだこで膨れ上がっている。

僕は思う。確かに君の言う通りだと思う。でも、君が大変だったこと、その間どれだけ頑張っていたか、それは確かな事実だ。

せめて僕だけは、君が一番大変だったと差別したい。大変なのは皆、同じなのは分かるけど。一番大切な君を見ていたら、そうせざるを得なかった。

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