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何なんだこの騒ぎは?


皇子みこ様が甦られた~!!」


 はたと目を覚まし、起き上がると周りからどよめきが起きている。そして、辺りはというと先ほど俺が出た牛丼屋の前であって、何も変わり映えしていない。しかし、俺の周りにはなぜか人だかりができていた。


「きゃー!!甦られたわ~!!!」


何故か、若い女の子の黄色い声までする。


「き・・奇跡じゃ~!!」


「奇跡よ・・」


「おお~神よ・・・」


などと意味不明の言動と共に一部では万歳三唱をやっている人たちまでいる。この現象は、ひょっとして、ドッキリ番組なのかと疑うのだが、当然のことながらテレビカメラすら見当たらない。そういえばさっき落ちてきたものはとあたりを見回しても何も落ちてきた様子もないときてる。俺自身の服装を見直したが倒れる前といたって変わっていない。ということは、一体何なんだ。困惑するとはこのことだというより、めっちゃ恥ずかしい。この状況から何とか逃げたいのだがどうすればいいのか。そんな混乱した状況でとりあえず


「ども・・」


俺は、頭を掻きながら、軽く頷いた。しかし、


「おぉおおお!!」


どよめく観衆、そして、立ち上がると


「た・・・立ち上がった」


皇子みこ様が立ち上がったぞ~!!」


その一挙手一投足に人々が反応する。しかも、また、万歳三唱している、こんな恥ずかしい状況はない・・・俺は、とりあえず逃げることにしたが、


「あ!!」


皇子みこ様が!!」


直ぐに、取り囲まれた人々に腕をつかまれ逃げることすらできなかった。


「待ってください!!皇子みこ様、我々をお助け下さい!!」





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