後篇に登場する国防軍の装備1
陸軍の装備です
個人装備
81式狙撃銃
三八歩兵銃を原型に制作された狙撃銃で、暗視装置に対応し、消音装置や次発争点装置などを付け加えて射程を延伸したタイプ。銃床は木製ではなくFRP製である。
89式自動小銃
ベトナムで米兵とポーカーをした沿岸警備隊員が米兵から貰ったAK-47をリバースエンジニアリングして開発した機関銃。壊れ難く、高性能で南東中華国や中南米などの軍隊にも採用され、欧州での導入の話もある。
(機関銃と狙撃銃はくらま先生の意見を少し採用させていただきました)
ベレッタ拳銃、自動小銃、MANPAD、対戦車誘導弾などは史実と同じ
AH-64Dアパッチ
陸軍及び海兵隊共通装備計画で導入した対戦車制圧ヘリコプター。
強力な武装で地上や敵輸送ヘリなどを制圧する地上兵の頼れる空の戦車。
武装(固定)
30㎜チェーンガン×1(ヘルメット連動型)、チャフ・フレア発射装置
各種搭載可能武装
AIM-9L、AIM-132orAAM-3、5対空誘導弾×4、FIM-92簡易対空誘導弾×8
ヘルファイアミサイル×8、AGM-65対地ミサイル×2、ロケット発射装置×2
V-22”オスプレイ”多目的輸送機
史実より少し早く導入されたオスプレイの日本版。
完全武装の兵員20名を輸送し、敵地を制圧する強襲ヘリでもある。
ACH-24J”ハインド”攻撃/輸送ヘリ
1980年代にポーランドやフィンランドがソ連から導入したハインドヘリコプターを両国が日本でライセンス生産したUH-1を代わりに導入した際にちゃっかり売却してもらった機体を帝国重工で日本式の装備に改めたもの。
ただし攻撃面ではアパッチと比べて、輸送面ではブラックホークに劣る。
武装
25㎜チェーンガン×1(ヘルメット連動式)、チャフ・フレア発射機
AIM-9対空ミサイル×2、AGM-65対地ミサイル×2、ロケット発射装置×2
A/V-8BJ”ハリアーⅡ”弾着観測/攻撃機
英国製の戦闘攻撃機ハリアーの国防陸軍向けの機体。
海軍向けと同じくAMRAAMやAAM-3の運用能力を持ち、ACH-24、AH-64、AH-1、OH-1の各ヘリと並んで地上への支援攻撃の主役を担う。
性能は海軍型と同じで、北九州での残敵掃討作戦などに投入されている。
AH-1、UH-1、UH-60、CH-47、OH-1などは史実と同じ。
74式戦車
47式戦車の最終生産モデル。大体史実の改良型74式戦車相当の戦車。
(このアイディア自体はケーニス・ティーガー先生のアイディアを一部流用してます。ありがとうございます。ちなみにこの車体の母体は47式自体は活躍は王虎さんが連載されている満州戦役で活躍しています。)
90式戦車
設計上の額面性能は史実通りだが、低空目標に命中するレーザー誘導砲弾やC4I機能など、史実の90式には無い機能も豊富であり、10式に近い。
05試対空戦車
57㎜速射砲を戦車砲として搭載した87式高射砲の後継として帝国重工が製造し、試作品を陸軍高射学校へ納入したもの。日韓戦争時は正式配備前だったが、陸軍のある師団が運用し、高い戦果を上げている。
FTX21
史実の10式戦車の母体。FTXとはFuture Tank X 21の略である。
武装は47口径120㎜滑空砲に加え12.7㎜及び5.56㎜機銃を装備し、センサーは熱/レーザー検知器、防護機器ついてはアクティブ防護システム、爆発感応装甲を装備している高性能戦車で、メルカバMk-5に匹敵する性能を持つ。
日韓戦争では終盤の福岡市街戦で韓国軍戦車に対して圧倒的な性能を見せつける。
AAV-7水陸両用車
史実では2013年以降に導入された水陸両用軽装甲車。
後継はフィンランド製の水陸両用車が予定されていると言う。
各種榴弾砲、96式装輪装甲車、89式歩兵戦闘車、87式偵察警戒車、87式自走高射砲に軽装甲機動車などの各種装甲車両は史実と同じ。
地対艦兵器
SSM-1/2
対水上打撃連隊用の装備でASM-1、2の地上発射モデル。射程などは史実と同じ。
地対空兵器
85式地対空誘導弾
陸軍初の国産地帯空中射程誘導弾。射程は50㎞前後で、命中精度は高い。
弾頭は破片指向型の榴弾。その被害半径は広いが、すぐに破片が地上に落ちるので味方航空機の当着も考慮しており、被鹵獲時には時限装置で自爆する機能がある。
日韓戦争開戦時にはこれを拡大した03式地対空誘導弾の運用が始まっていた。
91式地対空誘導弾”ハンドアロー”
史実と同じもので、和製スティンガーミサイルとも言われている。
国防省技術課の尽力によりスティンガーより命中精度、整備性に優れたものとなったので高度防衛機密品に指定され、友好国への輸出すら行われていない。
(のちに輸出が英国に対し解禁され、第2次フォークランド紛争でフォークランド防衛戦でアルゼンチン空軍のミラージュ2000を撃墜する記録を出している)
ミサイル自体を流用した掃海艦艇の自衛用の95式やAH-64やOH-1などの作戦ヘリ用の97式空対空誘導弾(連装パック型)、04式自走高射砲用の03式地対空誘導弾の母体ともなっている。
(運用書類上は97式をスカイアロー、03式をアーマード・アロー、95式をオーシャン・アローと呼称している)
04式地対空誘導弾”SAM-5”
04式空対空誘導弾の地上発射モデル。地上発射による追い風が無くなった分、それを補う為に尾部にブースターを追加し、射程を延伸している。
その他装備
警戒艇1号型
70tクラスの小型警戒艇。空軍のC-17による空中輸送や貨物船での輸送を考慮しており、空港さえ機能していれば様々な場所での運用が可能であり、35㎜機関砲や曳航式ソナーによる機雷探知能力を有する高性能船艇であり、予算制約上、大型駆逐艦などが保有出来ない中南米などの海軍では実際に導入が進んでいる。
部隊編成
北部方面防衛部隊
司令部 札幌市(担当 北海道全土)
基地
札幌に2か所、旭川、帯広、根室、稚内、苫小牧、函館、釧路、千歳など
(内、千歳は空軍と共有、旭川など3か所は非常時に海空軍機受け入れ可能)
駐屯師団数 4個師団
以下、1個師団の戦力
3個歩兵連隊、1個戦車師団、(全て90式戦車甲)、同空中騎兵隊
3個航空打撃部隊(AH-64、AH-1)、同航空輸送部隊(UH-60、UH-1、CH-47)
防衛部隊直轄
第2高射中隊(87式自走高射砲及び01式地対空誘導弾一式)
東北方面防衛部隊
司令部 山形市(担当 東北全域及び新潟東部)
基地
各県に2~5か所づつ計21箇所(6か所は非常時に海空軍機受け入れが可能)
駐屯師団数 3個師団
以下、1個師団の戦力
2個歩兵連隊、1個戦車師団、(90式戦車、74式戦車丙)、同空中騎兵隊
3個航空打撃部隊(AH-64、AH-1)、同航空輸送部隊(UH-60、UH-1)
防衛部隊直轄
第3高射中隊(87式自走高射砲及び01式地対空誘導弾一式)
関東方面防衛部隊
司令部 朝霞(担当 東京含む関東及び甲信越及び静岡)
基地
各県に2~5か所づつ計32箇所(1か所は非常時に海空軍機受け入れが可能)
駐屯師団数 2個師団
以下、1個師団の戦力
2個歩兵連隊、1個戦車師団、(90式戦車、74式戦車丙)、同空中騎兵隊
3個航空打撃部隊(AH-64、AH-1)、同航空輸送部隊(UH-60、UH-1、CH-47)
防衛部隊直轄
第1高射中隊(87式自走高射砲及び01式地対空誘導弾一式)
首都防衛近衛師団
司令部 国防省内部
基地 立川、八王子、朝霞の3か所
特別な部隊であり、主力は空中輸送部隊と歩兵大隊3個と警備部隊1個大隊。
ほかにも憲兵司令部も兼ね、海空軍・海兵隊にも憲兵を派遣している。
中部方面防衛部隊
司令部 岐阜市(愛知、石川県及び琵琶湖以東及び紀伊半島東部まで)
基地
各県に2か所づつ計12箇所(1か所は非常時に海空軍機受け入れが可能)
駐屯師団数 1個師団
以下、1個師団の戦力
2個歩兵連隊、1個戦車師団、(90式戦車、74式戦車丙)、同空中騎兵隊
3個航空打撃部隊(AH-64、AH-1、A/V-8)、同航空輸送部隊(UH-60、UH-1)
防衛部隊直轄
第4高射中隊(87式自走高射砲及び01式地対空誘導弾一式)
西部方面防衛部隊
司令部 大阪府(琵琶湖以西山口県以東及び四国全土)
基地
各県に2か所づつ計24箇所(2か所は非常時に海空軍機受け入れが可能)
駐屯師団数 3個師団
以下、1個師団の戦力
2個歩兵連隊、1個戦車師団、(74式戦車甲、乙、丙)、同空中騎兵隊
3個航空打撃部隊(AH-64、AH-1)、同航空輸送部隊(UH-1、UH-60)
防衛部隊直轄
第4高射中隊(87式自走高射砲及び01式地対空誘導弾一式)
九州・沖縄方面防衛部隊
司令部 熊本市(愛知、石川県及び滋賀県東部及び紀伊半島東部まで)
基地
各県に3~5か所づつ計21箇所(滑走路がある基地は海空軍機常時受け入れ中)
駐屯師団数 5個師団
以下、1個師団の戦力
2個歩兵連隊、1個戦車師団、(90式戦車、74式戦車丙)、同空中騎兵隊
3個航空打撃部隊(AH-64、AH-1)、同航空輸送部隊(UH-60、UH-1)
防衛部隊直轄
第4高射中隊(87式自走高射砲及び01式地対空誘導弾一式)
特殊部隊
第1空挺団
習志野駐屯地駐屯。最精鋭部隊
対特殊兵器調査部隊
軍機多し。各防衛部隊に1個部隊が配備されている。
車両は対特殊兵器調査用装甲車など
中央即応師団
朝霞及び習志野に駐屯する国際支援部隊。
主力装備は重装甲型96式装輪装甲車と軽装甲機動車など。
81式狙撃銃や89式自動小銃やベレッタ、コルトガバメント。
日韓戦争時には対馬占領韓国軍司令部へ侵入し、これを破壊している。
河川警務艇隊
1号型哨戒艇を主力とした河川警務部隊。河川警務部隊ではあるが、海軍とその所有権を争う事は無く設立された特殊任務支援部隊である。
初陣はベトナム戦争時の友軍救出作戦である。
その他
第721戦略打撃群
海軍初の富嶽爆撃隊を空軍に移管後、ICBM発射部隊に切り替えた際に陸軍に更に移管された部隊。現在は81式中射程弾道弾を装備。
部隊名からして核抑止の部隊と思われがちだが、イギリス同様に核抑止は海軍が担当しており、本部隊はどちらかと言えば敵弾道弾発射基地に発射の動向が見られた際、特に現在朝鮮半島に睨みを利かせている長距離打撃部隊と言える。
宇宙監視部隊などが4軍及び沿岸警備局との合同で予定されている。
参考資料 Wikipedia及び各種軍事雑誌