前編に登場する他国の装備
米ソなどの装備
ソ連軍の各種兵器
航空重巡洋艦リガ
米国のレキシントン級を真似て建造した空母。20㎝連装砲を有するので一応、重巡洋艦扱いだが、空母としても能力が高く伊勢型より現実的とも言えた。
リガの活躍は搭載機が佐渡島奪還作戦で戦艦伊勢を航行不能に陥れたが、日向による救出作戦を妨害する第2次攻撃隊を発艦させている最中に山口少将率いる第1航空戦隊の琉球飛行隊(友永丈一中佐指揮)の流星戦闘攻撃機の雷撃及び彗星(高橋嚇一少佐指揮)の急降下爆撃により艦橋が破壊され、甲板に待機していた航空機を破壊され、弾薬庫誘爆により火災発生。応急処置の失敗により放棄された。
T-34戦車
史実通りに大量生産され、独ソ戦で勝利のカギとなった。
北海道戦争では日本陸軍の戦車を圧倒し、序盤の勝利の立役者となった。
Yak-3、Mig-3
独ソ戦で活躍したのは史実通り。強力な武装を備えているが防弾は致命的であるなど戦前海軍機に近い弱点を抱えているが、帝国陸海軍機と互角に渡り合った。
IL-3(ヘルダイバーもどき)
米国から大量購入した急降下爆撃・雷撃機のコピー品。オリジナルほど防弾性能が高くなく、多くが帝国陸海軍航空機に撃墜され、佐渡島の鳩と馬鹿にされた。
Tu―3(B-17もどき)
独ソ戦中にソ連農労赤軍が米国から購入したB-17をリバースエンジニアリングして製造した
モスクワ級戦艦
ノースカロライナ級にそっくりで、武装は43口径40㎝砲3基9門に13㎝高角砲8基と機銃多数。建造時期が独ソ戦時だったので米国の技術が入っている。
(モスクワ、レニングラード、セヴェロドビンスク、アルハンゲリスク)
ソビエッキー・ソユーズ級戦艦
アイオワ級をもろパクリしたデザインだが、故に高い高速力を誇る。
史実と異なり北極に近いエリアで建造し、何とか戦火を免れた。
武装は48口径40㎝砲3連装3基と13㎝高角砲10基と機銃多数。
だが、アイオワに比べてやや劣悪な防御力を持つので大和の対抗馬にはなり得ないとは言えその攻撃力は高く、帝国海軍や米英の海軍から警戒されている。
(ソビエッキー・ソユーズ、ソビエツカ・ロシア、ウクライナ、ベラルシア)
スターリングラード級巡洋戦艦
大型の巡洋戦艦。30㎝砲装備の大型巡洋艦。
砲弾初速が早く、その攻撃力は金剛の第2次改装時に匹敵する。
高速性ゆえに厄介な存在だと言われている。
台湾海峡で大破したスターリングラードであったが、突貫工事で2か月で復旧、オホーツク海を抜け、根室沖に出現して最後の水上戦に参加。
結果的に帝国海軍の軽巡多摩と球磨を沈め、鬼怒、阿武隈を大破させ、戦艦霧島を中破させたが、宿敵長門の91式徹甲弾を浴びてその身を根室沖に沈めた。
(スターリングラード、オデッサ、オムスク、ビシケク)
ズべルドルフ級軽巡洋艦
史実通りのスペックで建造された。18㎝砲や10㎝高角砲を搭載する重武装な巡洋艦として帝国以外にもソ連と関係が悪化しつつある米英にも警戒されている。
北海道戦争には7隻投入、5隻を喪失。戦後その分の補填が建造されている。
艦名はロシアの都市名や人名などあやふやで統一性がない。
ヴェールヌイ級駆逐艦
1930年代に大日本帝国に建造してもらったスペック低下型特級駆逐艦。
スペックの低下面としては機関温が低下、最高速力が29ktになっている等。
武装はソ連式に改められているが、その高い凌波性は健在であり、冬の日本海の運用には適しているが、1/3を独ソ戦で喪失している。
なお、設計母体となったのは暁型駆逐艦だという説が有力である。
中型潜水艦
ソ連国産の潜水艦。大した性能ではないが数は多く、脅威と言われている。
大島付近に大量配備されており、通商破壊任務に就いていたが魚雷艇によって多くが破壊され、残ったものも多くが駆逐艦との交戦で撃沈されている。
米国の兵器
M4シャーマン
日本ではチハの代わりに米国から貸与されたが1952年には47式の生産が進み、米国へ返却、後日台湾こと南東中華国へ売却されている
モンタナ級戦艦
大和型の米国仕様。7、8番艦を帝国が売却したもの。その見返りは経済援助。
武装は46㎝砲3基だが高角砲は12.7㎝38口径連装砲14基で、他の装備も米国式となっている。2隻そろって朝鮮戦争に参加し、ベトナムにはフロリダが参戦しいる。フロリダは三脚マストをポールマストに変更し、そこにTACANや対水上及び対空レーダーを搭載し、2基の12.7㎝砲をシースパローへ換装している。
デラウェア
1984年就役の米国最初の原子力戦艦。母体は建造中止の史実モンタナ級。
砲塔は日本製の46㎝連装砲で、大和の砲塔を連装化したのみである。
同型艦は。
コンステレーション
超空母。史実のミッドウェーよりやや大きいが、見た目は同じ。
アメリカ級空母
コンステレーションの拡大型だが、船体などは史実フォレスタル級空母。
1957年に就役したサラトガがベトナム戦争で大活躍を見せる。
ロングビーチ
完成当初は完全なミサイル万能主義の巡洋艦だったが、トンキン湾事件で駆逐艦ギアリングが撃破されるやいなや2基の12.7㎝速射砲Mk-42を史実の38口径12.7㎝砲装備箇所へ装備して両方に対応した巡洋艦となった。
史実と異なり1980年代にVLSとイージスシステム搭載以外にも対艦兵装の強化が求められ新開発の25.4㎝(10in)単装砲を2基搭載する改修が施されている。
航空機については概ね史実と同じ、ただしB-29は対独戦へ投入されているが、多くの機体がMe-262の迎撃に遭遇して壊滅的打撃を蒙り、朝鮮戦争でもろくな目に合っていないなど史実とは異なり非常に不遇な機体である。