28話 ダンジョンに行こう
[我の頼みを聞いてくれないか?]
変なことはやめてくれよ
[できる範囲なら]
[ダンジョン行くから、一緒について来てくれないか?]
やっぱり
めんどそうな事じゃん
[すみません、今先を急いでまして、ユリ行くぞ]
[行かないの?]
ユリが悲しそうな目で俺を見つめてくる
やめろ
そんな目で見るな
[でもお主らが先に攻撃してきたよな?]
[そうですけど…]
[ならそのお詫びとして…な]
[いやぁ……でも]
[あ〜あ、我すごく悲しかったな〜、それに1人でダンジョンに行ったら死んじゃうかもな〜]
……どうしよ
[それにダンジョンの宝売れば、お金になるよ〜]
[わかりましたよ、行きましょう]
[やったー、イェーイ]
2人がハイタッチする
なんですぐ打ち解けてんだよ
さっきまで殺し合いしてただろ
[その話、聞かせてもらいました]
[うわ?!誰だ?]
[私です]
[なんだ、あの時のおじいさんか…て何で後ろにいるんですか?]
[いやぁ、面白そうな話が聞こえましたから]
[そうか、お主もついて来てくれるんだな、感謝する]
[それでダンジョンはとこにあるのでしょうか?]
[案内する、ついてこい]
俺達は平原をただひたすらに歩く
こんな平原のどこにあるのだろうか
とそんな事を考えてるとナエが小声で喋りかけてきた
[ねぇ、僕は自己紹介した方が良いと思うヨォ]
[確かにそうだよな、こんな奴]
[何と話しているんですか?]
[あぁこれは、ほら言いな]
[あの僕、呪いで魔物にされた、ナエ アタッシだヨォ]
[そうですか、よろしくお願いします、そういえば自己紹介を忘れていましたね私 ルミス ハーレンと申します]
[我 アリッシュ、お主らは?]
[ルミナス バサラです]
[ユリ ラグラよ]
[よろしくな、さてそろそろ着くぞ]
[こんな何も無さそうな所のどこにあるんですか?]
[地下にあるからな、そりゃ見えん]
[あっそうなんですね]
[あのさ、僕に驚かないのかヨォ]
[私は一度、同じ類のを見たことがありますからね]
[我もあるぞ]
[そうなのかヨォ]
[そのヨォて喋り方も呪いですよね]
[そうだヨォ]
[へーそんな呪いもあるのか]
[珍しいでしョォ]
[そうですね、私はカァと言ってる人は見たことありますよ]
[おい、着いたぞ、ほら下見てみろ]
[なんでこんな所にあるの見つけられたの?]
[なんとなくで穴を掘ったらあった]
犬かな?
[さぁ、行きますよ皆さん]
ダンジョン2回目だな
ぶっちゃけ、最初は事故だし
最強キャラもいたから
これが実質的な一回目と言ってもいいだろう
[ここのダンジョンはどうやら、かなり強い魔物が出そうですね]
[へーそうなんだ、まっ大丈夫だろう]
このダンジョン壁にツルとか草とかコケとか生えてるし、なんかジメジメしてて、嫌だな
[……]
でかいマダ◯ボミ見たいな魔物が出てきたな
[燃えろぉ]
だが魔物は耐えた
[我がやる、オラァ]
木っ端微塵となり消えた
強いね、みんな
俺もそろそろ活躍したいんだけどなぁ
[なるほど、ここの素材はこうなっていて、魔物はやはりなかなかと]
ルミスさんはダンジョンについてのメモを書いていた
勤勉な人だな
それから、トラップを避け、魔物を倒してダンジョンの奥に進んでいた
うん、俺何もしてない
ユリが削って、アリッシュが殴って消し炭にする
でたまにルミスさんがサクッと魔物を斬る
何でだよ
ちょっとくらい苦戦して俺が前世の知識を使って倒すとかあっても良いじゃん
[うん?]
トラップ踏んじゃった
光が俺を包む
この光見覚えがあるな…
あはは
[えっ!?ルミナス何して……]
ルミナスが目の前から消える
[これはランダムテレポートトラップですね、不幸中の幸いでしょうか、これはこのダンジョン内だけのようです]
[どうしょう…]
[とにかく探すしかありません、手分けで行きましょう]
光が消えると目の前にはダンジョンのボスの様な佇まいの黒色の騎士がいた
騎士が俺に気づくと迫ってくる
全力で避けるしかない
[うおおおぉぉ]
俺は全力のでんぐり返しで避けた、だが首から少し血が垂れる
あの時のようにフリーズしてたら死んでいた…
[何が起こってるんだヨォ]
そうだコイツもいたんだ
剣士は剣を振り、斬撃を飛ばす
それに対し俺は岩を目の前に建て防ぐ
岩は崩れて俺の方に降ってくる
危ねぇ
岩の下敷きになりかけた
剣士はゆっくりと歩いてくる
ナメプかこの野郎
ありがたいけど
[何なんだヨォ?]
[危ないから隠れてくれ]
[どうするんだヨォ?]
[耐えて、助けを待つしか]
[わかったヨォ、死ぬなヨォ]
[当たり前だ]
死にそうだけどな
突如剣士が走る
[燃えろよ]
いつもの火炎放射だ
だが剣士は炎の中から出てくる
まず…
剣が俺の腹を貫く
[うわわぁぁぁぁぁ]
俺は焦りと痛みから剣を引き抜き、逃げる
だが剣士はゆっくりと追いかけてくる
剣士は勝ちを確信していた
俺は転び立たなくなってしまった
痛い、無理だ
涙が出て来た
初めてだ、今まで死にかけたことはあるけどこれほどの痛みは無い
だがまだ誰かが来そうな雰囲気は無い
また死にたくねえ
調子に乗ったコイツを殺したい
剣士が俺に徐々に近づく
どうせ死ぬなら足掻いてやる
俺は最後の力を振り絞り火炎放射を打った
それはいつもの感じとは違った
すごい音をたて、まるで爆発した様な、炎が目の前に広がる
煙と炎が明ける
剣士は立っていた
[………]
バタンと音を立て、剣士は倒れた
……は?
もうそろそろ、投稿を始めてから半年が経過するようです。
時間の流れ早すぎじゃないか?
投稿が遅れてしまい申し訳ございませんでした




