22話 始まる
早く………早く
城に戻って伝えないと
[ナトリが出た!!!]
[何だと?]
[今ハリさんと戦っている、俺はみんなにこのことを伝えてくる]
[どこら辺でだ?]
[魔道具が置いてある店らへん]
[わかった]
アルデモはこの城にいない多分どこかの宿に寝ているはずだ、戦いが激しくなればきっとハリさんを守ってくれる
[みんなぁ!!!ナトリだぁぁぁぁ]
ダメだ
疲れた
6歳児プラス運動してないのが仇となった
[ルミナス!どういうこと?ナトリが出たって?]
[そのまんまだよ…早くしないとやばい、魔道具の店ら辺]
[ありがとう、今すぐ向かう]
城が騒がしくなってきた
もう俺がやれることはやっただろう
なんなんだあのナトリ
3日はかかるはずなのになぜここにいるんだ?
[兵士さん今どんな感じですか?]
[王女様の命令で、サリバン王国に潜入している
ルートさんは王を殺しに動くだろう
俺らは足手纏いになるだけだから待つしかない]
[わかりました、ありがとうございます]
あぁダメだ
心臓がうるさすぎる
大丈夫だ、絶対にアルデモと、母さんなら勝てる
父さんだって生きて帰ってこれるはずだ
アルデモ視点
何かまずい気がする
外でも行くか
さてそろそろナトリと戦うことになるのかねぇ
今の俺で勝てるかわからないんだよなぁ
うん?
あれは……
[早く!]
まずいあれはナトリだ
[おらよ]
剣と剣がぶつかる
始まるのは斬り合いだ
なぜここにいる?
いや今はそんなことどうでも良い
[ハリさん、逃げて]
[はい]
アルデモが距離を取る
[おい、ナトリお前はなぜそんなことをする?
お前は基本的に金さえ出せば動くがこんなことはしないはずだろ]
[…………]
[黙っていたら何もわかんねぇぞ]
[…………]
ナトリの剣が魔法を纏う
右は火左は水
名前は火剣、水剣
ナトリはアルデモの腕を狙う
テレポートで魔力を使いすぎてあまり魔法を使えない
ナトリはタイミング考えろよ
アルデモは一つ目の火剣を避けた
もう一つの水剣が襲いかかる
[くっ……]
それも避けた……ように思えた……
だがその水剣から水魔法が飛ぶ
それはアルデモの腹を正確に捉えていた
何?!
[ぐは…]
アルデモにダメージが入る
ナトリは次の行動に出ている
次は首を狙う
首狙いか
ならこれだ
アルデモのカウンター狙い
一つ目の水剣を弾き、火剣に水魔法を打ちながら避ける
それは完璧に近い動き
アルデモの剣がナトリの腹を切る
浅いな
ナトリが距離を取る
何を狙っている?
考えろ
ナトリが火剣に力を込める
突如ナトリが大きく飛ぶ
空中から俺を攻撃するか、
なら余裕だ
火剣が周りを火の海に変える
アルデモとナトリの周囲だけ火がない
それはアルデモの予想外だった
聞こえてくるのは市民の悲鳴
それはアルデモの精神を少しづつ削る
まずい早く終わらせて助けないと
ナトリが距離をとりながら魔法を撃つ
コイツ性格が悪すぎる
早く決着をつけたいのに距離をとってチクチクか
これは使いたくなかったがな
やるしかないな
その魔法がアルデモに当たる寸前
アルデモが消えた
ナトリがアルデモを見失う
[よう]
目の前に急に現れたアルデモに心臓を刺されていた
ナトリは血を吐く
だが彼も一流の戦闘者
水剣を落とし、アルデモの剣を掴む
そのままアルデモの腕を狙う
剣が抜けない
一旦引くしかないか
アルデモは剣を離し距離を取る
だがナトリにも相当なダメージなはず……な!!
ナトリが剣を引き抜き地面へ捨てる
アルデモの刺したはずの傷がどんどん治っていく
マジか
回復しやがった
こりゃあ魔力切れるのを待つか治す前に殺すしか無いか、面倒だ、ちまちま削っても回復されるからな
さらに剣もない魔力もあと少し足も痛い
まずいな
ナトリが落とした剣を拾い
アルデモに向かって走り出す
アルデモは魔法を使う
ナトリの上から岩が落ちてくる
それを避ける
アルデモは炎を目の前に放つ
ナトリは水剣でその炎を切る
その、一瞬できた、隙を狙いアルデモは岩で作った剣をナトリの首に刺そうとする
それはナトリ首に刺さった
だがナトリは止まらない
首を刺されたのに止まらないどころか進んでくる…
どんどん血が出ているのに……
どうなってやがる
ナトリ剣がアルデモの腹を裂く
一旦距離を……
だがそれをナトリは許さない
アルデモの首を狙った攻撃
これは避けられない
やらかした……終わりか……
突如ナトリの下から巨大なツルが出てくる
それにより剣は空を切った
アルデモとナトリに距離ができる
[アルデモ今のはあぶなかったんじゃない?]
[あぁルロン本当に助かった]
[ほらあなたの大事な剣よ、火に少し手間取ったけど間に合ってよかった]
ナトリの傷は治り
ルロンに攻撃しようとする
それをアルデモが許さない
アルデモが攻撃を受けている間
ルロンはツルでナトリを掴む
そしてアルデモの斬撃
それでもナトリはすぐに次の行動にでる
ルロンに炎魔法を放つ
それをルロンは防ごうとした
しかし炎魔法と一緒に火剣も飛んでくる
火剣はルロンの横腹を抉った
クソ
やらかした
だが今、ナトリの剣はひとつだけ、チャンスだ
アルデモが大きく剣を振りかぶってナトリの頭に落とす
ナトリは防ごうとしたがアルデモのパワーに片手だけでは耐えられなかった
ナトリは何とか後ろに引いたが顔にダメージを喰らう
それはすぐ治った
なんだおかしい、流石に回復しすぎだ、そろそろ魔力が切れてもおかしくないはずだ、まさか命を削って魔法を使っているのか?
いや、考えたって無駄だな、今は戦いに集中しよう
ナトリは急に城の方に走り出す
ルロンがツルで止めようとする
ナトリはツルを避けて、切ってそのまま走り去る
[追うぞ!]
あの技のせいでナトリより早く走れない
城に隠れられたらまずい
ナトリは剣に力を込め飛び上がるそして剣を振るう
城は横に真っ二つになり倒壊していく
なん…だと、何故まだこんなに力がある?
かなり消費させたはずだろ
とにかく、早く向かわないとやばい
ルミナス視点
俺はあれから王女に拾われて
地下で隠れることになった
いまここにいるのは俺、クリス、王女、ハリ、王女の娘さん、強そうな兵士、ルカこんだけだ正直言って不安しかない
怖い、もしアルデモが負けたらとか、悪いことを考えてしまう
[なぁクリス、俺って生きれるのかな……]
[アルデモさんを信じろ、大丈夫だ]
[そうですよ、それに私たちは城の地下で隠れていますから、バレないと思いますよ]
[そうだよね大…
どかーんと音を鳴らしながらガラスが砕ける音などが聞こえてくる
何が起こった?
[まさか!アルデモがやられたのか?]
[いえ、そんなことありません]
アルデモが負ける?
そんなことはありない…よな?
大丈夫…うん!大丈夫!
地下室の扉を破壊して入ってくる存在がいた
[誰だ!]
そう叫び確認をしようとした瞬間、兵士の首が吹っ飛んだ
目の前に立っている男、それはナトリ
出口は一つ、逃げ道はない
遅れるというか休んでしまいました
すみません
あとこれからなにかあったら活動報告のとこに書くようにします




