ハイ♪
暖かい時を二人共有し・・・・・
俺様はカナの話に・・・・・
五感で酔いしれる・・・・・
まるで宙に浮くように・・・・
黒い幻想空間を中心で浮遊し・・・・・
カナは祈る乙女の様に・・・・
幻想的に話し出す・・・・
「此の世界<ダランユタリマタア>は」
ヴァヴァイガーの支配下でのほほんと平和であったという・・・
まあ悪は普通に横行していたが・・・・・
悪が支配の地位に就くことはなく・・・・
正義と悪で争い合ってはいたようだが・・・・
基本正義が勝ち・・・・・
傷つけられた人は施しを受けられ・・・・
悪も刑に服したのちは日常に組み込まれ・・・・
「けれどヴァヴァイガーの支配が途絶えた其の時」
重しが無くなり支配者達のモラルが消え・・・・・
誰が一番であるかと乱が生じ・・・・・・
兵装を用いた戦いは・・・・
リソースが受け取れない状況で・・・・
転化し・・・・・
世界<ダランユタリマタア>のリソースを使う戦いに・・・
負けた国はリソースを奪われ荒廃し・・・・
リソースを受け取るのではなく・・・・
注入し戦う事が最善となり・・・・
フルチューン兵装が主体となり・・・・・
更にリソースをどんどん消費・・・・・
苛烈な戦いが繰り広げられ・・・・
「ある日荒地に暗雲が生じ始めたそうです」
暗雲は怒り猛る様に黒い雨を・・・・・・
黒い嵐を起こし・・・・・・・
脳裏に流れ込む映像・・・・・
「荒地を押し流すように」
「黒い泥は荒地以外にも流れ込み」
「気がつけばヴァタン種が現れ」
「支配者達はヴァタン種と戦いに明け暮れる事に」
「何時しか荒地は緑が戻り」
「支配者達は従う者は愚かにも未だ抗い」
「いやになりヴァタン種に身をささげた人々は」
「緑溢れる地に送られ平和に暮らしています」
おだやかなヴァタン種と共同で生活を営む人々・・・・
話は終わりと・・・・
カナは闇を収納する・・・・
カナ凄いなとほれぼれと・・・・
思いつつ疑問が・・・・
カナの肩に手を回しつつ・・・・
「なんでカナは取っ捕まってたんだ?」
カナははっと・・・・
固まる・・・・・
目が泳ぎ・・・・・
目を閉じ・・・・・
これだと・・・・・
「僕自身の事は記憶曖昧で」
「もしかすると刑にリードやらされてたのかもしれません」
なるほどと頷くと・・・・・
「俺様ロード定まった」
「カナの送り届け」
カナが目が泳ぎ・・・・
「いえいえおきになさらずに」
俺様はふっと・・・・・
「気にするな」
「すべきイベントに飢えていたところだ」
「どれだけ時間かかろうが送り届けてやる」
時間かけ親密度を上げ・・・・・・
ゲエエエエエムの様に・・・・
カナはっと・・・・
何かを考え・・・・
しばらくし頷き・・・・・
「レイさん」
カナは俺様を見つめ・・・・・
紫の瞳は美しく・・・・・
「宜しくお願いします」
「僕何でもします」
ほほうと俺様は心でにやりと・・・・
「俺様こそよろしくな」
カナは笑顔咲かせ・・・・
「ハイ♪」
お読み頂き有難う御座います。