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爆縮と体温の機知(1)

刻するエコロジー

満月の静けさ

町の中は

何処までも見渡せる

いつか見た絵本の中

僕以外は居ない

町の配置は

全く同じなのに

命が居ない

そんな町の中で

得体の知れないモノに

追われる物語


近い感覚になりながら

薄っすらと浮かぶ

全てを見た

風だけが流れていく

時間を通り過ぎていく

上空

飛行機の飛ぶ音

それで戻ってきた

何処かへ行っていた僕


頭の中の物語は

僕が決めても良い物

そんな簡単なことを

迷うことはない

黄色の反射には

優しい物もあれば

暗い物もある

二重に作れることに

気づいたら

後は選ぶだけ

自由に選ぶだけ


日中の忙しさ

町の中は

何処までも忙しない

いつか見た大人の中

僕の形は居ない

人の配置は

全く同じなのに

心が居ない

そんな町の中で

希望を探し歩いているから

立ち止まれば疲れる


遠い感覚になりながら

薄っすらと浮かぶ

理想を見た

匂いだけが残っている

時間だけを残していく

天井

余計な染みの跡

それで戻ってきた

何処かへ行きたい僕


外にある物語は

僕が知らなくても良い物

そんな難解なことを

知ってしまえば緑の中

太陽の光を浴びて

育った物が枯れる

種から育てた

綺麗な木に登って

遊べない

代用品は無いから

自由に守るだけ

それが自由なだけ

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