EP.5,5
愛する人に気持ちを伝えてみたけれど見事に玉砕。最後には君は元の居場所に戻るべきだ、なんて言われてしまった。
居場所を捨ててまであなたを選んだことに気づいてくれないなんて…
でもそんな無知なあなたこそ愛おしい。私の目に狂いはなかった。
あんな男のおもちゃになるだけなんて反吐が出そうだった…
モノクロの世界に色をつけてくれたあなたのことを思うと胸が熱い。
生まれた瞬間から私は“私”。私を所有していいのはあんな男じゃない…あなただけ。
だからこそ、あなたも私の所有物になってほしい。
あなたはおもちゃになることを嫌っていたけれど、私はそこらの人間とは違う。おもちゃは遊ばずに飾るものだわ。
そんな素敵な考えを邪魔して来たのはあいつだ。
必死に我慢していた感情が溢れてしまう。
『あの女あの女あの女あの女あの女あの女あの女あの女あの女あの女あの女あの女あの女ぁぁぁぁあああ!!』
あなたの愛を受け止めていいのは私だけなのに。あなたに必要なのは私だけでいいのに。あなたに嘘をついていいのは私だけなのに。あなたの隣にいるべきなのは私だけなのに。あなたに名前を呼んでもらえるのは私だけなのに。あなたの名前を呼んでいいのは私だけなのに。
『はぁ…はぁ…はぁ…』
ついつい熱くなってしまう。この熱さをあなたにも伝えたい…
これからどうしようかしら…
『ふふっ…』
決まっている。1つしかないじゃない。
あの男からもらったものを使うことには嫌悪しかないけれど、あなたのためなら私は…
それにはまず実験台が必要ね、、
『およ?そんなところで何をしているのでありますか?』
見ぃつけたぁ
なんて運がいいのかしら…私
あなたに必要なのは私だけだもの、こいつも必要ないわよね。
『髪がボサボサですぞ!秀吉殿になにかされたのですか⁉︎』
『なんでもないわ大丈夫よ、ありがとう』
私の実験台になってくれて…
さてと…成功したのかしら?
計算に狂いはないと思うけど…
確認のために職員室へ、
担任から見せてもらった出席簿を確認し終わった私はつい笑みがこぼれてしまう。
これから始まることにこんなに心が踊ってしまうなんて…
あぁ…早く会いたい
こんなにも一途に想っている私と
あなたはずっと一緒にいてくれるよね?




