表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
逆転の夕暮れ  作者: 川後 遊
2/2

終りの章

今日は大塚夫妻が来るという日だ、妻には東京の友人、という事になっている

この築四十年近いボロ家に来るのだと思うと、ちょっと気が滅入る、今なら建替えるだけの余裕はあるが、妻や子供達と暮らした、思い出がいっぱい詰まったこの家が大好きだ、これだけ長く住むと、家にも魂があるような気がする、住める限りはこの家に住もうと決めている

先程駅に着いたと連絡があった、そろそろ来る頃だ、歩いて県道まで迎えに出る

待つ事も無くすぐに、わナンバーで白色のプリウスが止まった、レンタカーだ

大塚が自ら運転している、助手席に奥さんらしき女性が乗っていた、見るからに上品そうな女性がこちらを見て、軽く頭を下げた、若い頃はさぞ美人だったのだろうな、そう思いながら会釈して返す、大塚が降りて来た、続けて奥さんも降りてくる

「自分で運転してきたのですか」

大丈夫ですか、という言葉を飲み込んだ、東京から車で来たのではない、駅前レンタカー会社からだ、山梨のナンバーになっている

「そうですよ、パートの人間に運転手なんて居ないもの、久しぶりにハンドルを握ったよ、たまには運転も良いね」

言えば迎えに行ったのに、とは言えなかった

運転した事に少し興奮している感がある、楽しそうなのだ、そのうえパートという芝居が、余程気に入ったようだ、佐藤にとっては冷や汗ものなのだが

黙って横に立っている女性に挨拶する

「佐藤です、ご主人には大変お世話になっております」

「いいえ、お話は聞いております、主人こそ助けていただいて、お世話になりました、妻の佳代子です」

大塚は全て話してあるようだ

「こんな楽しそうな主人を見るのは初めてです、貴方に会うのが余程嬉しいのでしょうね」

「どうでしょうか」

「間違いありません、本当なのですよ」

念を押されて、なんだか照れ臭かった

「案内します」

プリウスの後ろの席に乗って案内する、大塚の運転はまあまあだ、県道から家までスムースな運転だった、年季の入った家だが、庭だけは広く取ってあるから、駐車スペースは十分ある、玄関に近い位置に駐車した、車を降りて玄関に向かう、車の音を聞いて、妻が玄関に出て待っていた

「大塚です、ご主人にはお世話になっております」

神妙に挨拶している

「いいえ、お世話しているかどうか、お世話になりっぱなしなのじゃありませんか」

大塚の正体を知らない妻は、軽口を叩いている

「いや、本当です、本当にお世話になっています」

「有難うございます、夫を立てていただいて、佐藤の妻の良子です」

「家内です」

「佳代子です」

「お初にお目にかかります、狭い家ですが、どうぞ、お入りください」

「いえ、いえ、うちよりはずっと広いですよ」

大塚が応えている、嘘を言え、そんな筈は無いだろう、豪邸に住んでいるくせに、悪乗りしすぎだ、思いながら部屋に案内する、畳の部屋の座卓に、座布団が並べてあった

「どうぞ、楽にしてください」

大塚は座布団に胡坐を掻いて座ると、部屋を見回して

「落ち着くなぁ、こういう家」

呟く

「こんなボロ家ですが、愛着があって、建替える気にならないのです」

「分かる、その気持ち、私もこういう雰囲気が懐かしい、この家が気に入った、好きだ」

どうやらお世辞ではなく本当にこの家が気に入ったようだ、気配で分かる

「昭和に帰ったような、懐かしい気持ちだ、本当に落ち着く」

両手を挙げて万歳の格好になり、仰向けに横になってジッと天井を見つめている、そして眼を瞑り、暫くそのまま、眠ってしまったかと思うほど、身動ぎしなかった

妻は台所で何やら用意している

「貴方、佐藤さんに、失礼ですよ」

たしなめられて

「ああっ、失礼、余りに心地が良いので、すみません」

慌てて起き上がる

「いえいえ、こんなボロ家を、そんなに気に入ってくれるなんて」

大塚が心底くつろいだ気持ちになっているのを見て、ほっとするとともに、嬉しかった

「少し早いけど、お昼にしましょう」

妻がお茶を運んできた

「お構いなく、奥さんあまり気を使わないでください」

「いいえ、わざわざ来ていただいたのですから、お口に合うかどうか、たいした事はできませんが」

「すみませんね、お手数かけて」

「いいえ、ゆっくりして行って下さいね」

「有難うございます」

大塚の妻が

「お手伝いします」

「いいえ、休んでいてください、東京から大変だったでしょう」

「いいえ、私は乗っているだけですから、大丈夫」

「そうですか、それじゃあ」

二人とも台所に行ってしまった、粗末な台所を見て驚かないか、ちょっと気がかりだった

「本当に、家も回りの風景も良い所だね」

「ええっ、こんな田舎ですが、気に入っています」

「私は何故か以前からこの街が好きだったけど、これで、何と無くではなくとても好きになりました、老後は佐藤さんのご近所さんになろうかな」

「冗談でしょう、こんな不便な田舎暮らし、出来るわけがありません」

「そんな事は無いよ、本気で考えようかな」

そう言って窓辺に立っていく、大物財界人と分かってから、近寄り難い気持ちで、言動に気を使い、一歩退いて付き合っていた、会う度に気疲れしていたが、その後姿を見ているうちに、なぜか親近感が湧いた、構えていた気持ちも体の緊張も解れていくのを感じた

「あの山は」

立ち上がって、大塚と並んで窓の外を見る

「あれは八ヶ岳です、昔は山裾まで見えていたのですが」

「良い山だね」

「公園からも見えたはずですが、堤防の上は歩きませんでしたか」

「其処までは行った事が無かったね」

「そうなんですか」

「今まで、山なんか気になった事はなかったけど、あの山、いつか行ってみたいな」

「富士山の方が良いんじゃないのですか」

此処からは建物が邪魔して、見えないが富士山のほうが大きく見える、来るときに見えたはずだ

「富士山は、もう何度か行きました、富士山は都市にたとえれば東京です、東京はもう良い、それに比べて、あの山は故郷の山という気がします」

そう言って住宅の屋根越しに見える、八ヶ岳を黙って、ジッと見つめていたが、突然

「良い奥さんですね」

ポツンと言う

「えっ、まぁ、私には、過ぎた女房だと思っています」

「それは良い、お互いもう歳だ、これからは、仕事は程ほどにして、女房孝行しないとね」

そう言って佐藤の肩をぽんと叩く

「そうですね、最近、女房の有難味を感じる事が多くて」

「同じだ、何と言っても、世の中で、自分を一番理解してくれるのは、女房だからね、今頃になって分かるなんて、遅いかもしれないが」

「一生頭があがりませんね」

「まったく」

二人で声を上げて笑った

「楽しそうね」

窓辺に並んでたっている二人に言いながら、大塚の妻が料理を運んで入ってきた、楽しい話なのかどうかは分からないが、自分達の事を言われて居たとは、思わないのだろう、佐藤の妻も続いてお盆を手に入って来た、卓を囲んで食事が始まった、

「いただきます

」夫妻は暫くものも言わずに食べていたが

「料理がお上手ですね、美味しい」

大塚の妻が言うと

「いいえ、母に教わったものがほとんどで、お洒落な料理はできないのですよ」

「妙に気取った料理より、よほど良い、美味い、佐藤さんは幸せですね」

「だそうよ、お父さん、何とか言いなさい」

「うん、まあ」

「うん、まあ、では分からないじゃない、いつも黙って食べるだけで」

佐藤がしょげた振りをすると、みんな笑い出した

「楽しいね、こんな気分の食事は、何時以来か思い出せない」

「本当ね」

大塚夫婦は顔を見合わせている

「この地方に来ると決まって、名物料理ほうとうを出すけど、あえて作りませんでした」

「ええ、ほうとうは何度も味わっていますから、店で出すような料理より家庭の手料理が一番です」

美味そうに食べている、気になっていた堅苦しさなど感じなくなっていた、大塚夫婦は気さくで明るかった、心配していたパートの件も、話に出てこないで済んだ

食後、妻達は、今は全国的に有名になった、隣町にある道の駅に行くという、奥さんが産地の物を、お土産にしたいのだそうだ、妻の車で出かけていった

佐藤は大塚と

「久しぶりに、あのコースを歩きますか」

「いいね、行こう」

日差しが強いので公園まで車で行き、駐車場に車を止め公園に入る

木陰の遊歩道は風が心地よかった、肩を並べて歩く、大塚は上を見上げ、周りを眺めながら歩いている、こうして見るとごく普通の人に見える、系列会社何万人もの社員の頂点に立つ人には到底見えなかった

「この辺の人達は、此処の本当の良さが分かっているのかなぁ、私は来られなくなって、余計に良さが分かったような気がしていますよ」

味わうように歩いている、行きかう人全員に挨拶しながら

「こんにちは」

挨拶を返しても返さなくても、にこやかに明るく、そして楽しそうに

佐藤にはそれが誰にも言えない、孤独な立場ゆえの悩みの裏返しのように思えて仕方なかった

おれが悩みを聞いてやれるほどの人間だったらなぁ、大塚に比べ、自分の小ささが身に沁みる思いだった

あまり話もせず、何と無くただ歩いただけだったが、気分がスッキリした。大塚もリフレッシュ出来たようだった

「いくら忙しくても、時々こんな命の洗濯、必要だね」

「大塚さんには特に必要のようですね」

「そうですね、そうかもしれない」

妙にしんみりした口調で答えた、車まで戻る頃、日は傾きかけていた

大塚夫妻は夕食も一緒に食べてから、名残惜しそうに帰って行った

「また来てくださいね」

妻が言うと

「ええ、また、必ず寄せていただきます」

奥さんも横で頷いていた


出勤して部屋で一人新聞を読んでいると、ドアをノックする音がした

「どうぞ」

ドアが開いて、社長秘書の小林香織が顔を見せた

「調査役、社長が来ていただけるかと、仰ってますが、ご都合はいかがですか」

社長室に来いと言えば良いのに、気の使いすぎだ

「分かりました、行きましょう」

小林香織と社長室に向かう途中、前を歩く香織が振り向いて

「あのう、聞いて良いですか」

「何でしょう」

「怒りませんか」

「大丈夫、怒りません」

「社長は、調査役にはどうしてこんなに気を使うのでしょう、調査役のほうが偉いみたい」

今年入社したばかりでは、不思議に思うのは無理も無い

「それが私にも分からないんだ、折を見て君から聞いておいてくれないか」

こういう事になるから、過剰な気使いは疑惑を招く

「そんな事私が聞く事なんてできません、変な事を聞いて済みませんでした」

「いやいや、私も気になっているので、機会があったら聞いて見ますよ」

はっきりした答えを期待していたのにと不満そうだったが、その話はそれで終わった、社長室に入ると

「お呼びたてしてすみません」

秘書は出て行った

「社長、いい加減に、特別扱いはもう止めましょう」

先程の秘書の話をする

「そうですか、私は気になりませんが、佐藤さんを困らせているとしたら、すみません、気をつけます」

そう言って頭を下げる

「それがいけないのです、社長の気持ちは十分、分かっています、だから普通にしてください」

「分かりました、不本意ですが、今後はそうする事にします」

「有難うございます」

「有難うなんて、大事にしなければ、他の会社にいかれてしまうかと心配なので、他社から引きがあっても、我が社に居て貰えますよね、お願いします」

「何を仰るのか、此処だけですよ、私を使ってくれる会社なんて、他社なんてある筈は無いし、考えた事もありません」

「それが引き合いがあるんですよ、佐藤さんにはまだ言いませんでしたが、うちより大きい会社で、佐藤さんを役員として迎えたいという話があるんです」

「冗談じゃありません、そんな事、何かの間違いですよ」

「冗談じゃないのです、佐藤さんは自分の価値を分かっていないのです、経営なんて現状維持だけでも大変な事なのです、一パーセントでも利益を増やす為に経営者は必死なのです

それをこの時代に右肩上がりの我社の躍進ぶりを見たら、その理由が知りたいでしょうね、そして佐藤さんが一人でやった事だと知れば飛びつきますよ、ヘッドハンティングというのですか、お宅はもう大丈夫でしょう、わが社に来て力を貸してくれるよう話してくれと、そう言われているのです」

「私一人の力ではありません、他所に行っても何も出来ません、はっきりお断りしてください、全くその気はありませんし、その人達は私を買いかぶっています」

「本当に断っていいのですか、絶対ですか」

「絶対です、第一、大塚さんの顔を潰すような事は、わたしには出来ないし、そんな自信もありません」

「自信がないというのはどうでしょう、いい加減に自分の価値を認めたほうがいいですよ、ですが相手はわが社よりずっと格上の会社なのですよ」

まだすっきりしない顔をしている

「私が信用できないという事ですか」

「そう言う訳では」

「だったら、すっぱり、その話は断ってください、止めましょう、全くその気がないのに無駄ですから」

「分かりました、佐藤さんの言うとおりです、取り越し苦労でしたね」

「そうです、ところで、今日呼ばれた用件は何でしょう」

「ああ、失礼しました、実は今日、今の話に関係ある人が私の所に来るのです、それで同席をお願いしたいと思いまして」

「出来たら遠慮したい所ですが」

「向こうからご指名なのです、大日産業の高野社長、ご存知ですか」

「いいえ、知りません」

「では、何故でしょうね、先程の話が関係あるかも」

「そうなんですか」

「ちょっと小耳に挟んだものですから、何れにしろ、よろしいですか」

「社長の立場もあるでしょうし、別にかまいません」

「では、午後二時頃あけて置いてください」

「分かりました」

今迄社長からこういう事は頼まれた事はない、来客からの指名ではしょうがないだろう

大日産業といえば、大日グループの中核企業だ、山王精機とは比べ物にならない大企業なのに、大塚さんと関係あるのかな、それなら直接連絡があるだろうし、大塚さんの知らない所で、何かが起こっている、そんな気がする、それが何かは分からないが、妙な胸騒ぎがした、大企業の社長が会いたいといっても、気後れはしない、大塚で慣れているが、内容がはっきりしない事が、ちょっと不安だった


部屋の窓からは正門が見える、そろそろ来るかな、そう思って見ていると、黒塗りの車が三台連なって入って来るのが見えた、暫くすると

「来ていただけますか」

秘書が迎えに来た急いで社長室に行く

社長室に入ると応接のソファに社長と、その向かいに三人の見知らぬ男達が座っていた、中でも真ん中に座っている男は、ふんぞり返るようにして座っている、

この男が社長だろうと、すぐに分かった

「佐藤さん、座ってください」

社長が立ち上がり、自分の横の席を示す、男達は座ったままだ、上から目線で佐藤を値踏みするように見ている、感じの悪い連中だ、第一印象はそうだった

「紹介しましょう」

そう言って社長が紹介する、佐藤は立ち上がって、名乗りながら、それぞれに名刺を渡した、社長の高野、専務の佐々木、常務の高橋、三役勢ぞろいだ

「よろしくお願いいたします」

まだ佐藤の様子を見ている、肩書きを聞いて、もっと恐れ入るとでも思ったのか不満そうだが、別にどうという事はない、大塚会長の部下のようなものだ

「佐藤さん、ご活躍だそうで、噂は聞いていますよ」

「たいした事はしておりませんが、恐れ入ります」

まずは外交辞令で来た、社長が少し心配そうに見ている

「今回、私に何か、どんな御用件でしょうか、お偉い方が三人も揃って、ただ事ではないですね」

「お願いがあって参りました、実は先程社長さんにも、お話したのですが、貴方に、わが社の系列会社に来ていただけないか、という話です、前々からお願いにあがろうと考えていたのですが、今日こちらにわが社から幹部の研修を兼ねて、工場見学があると聞いて、同行し挨拶がてらお話に伺ったのです」

「唐突な話ですね」

「いや、それとなく社長さんには、知り合いを通じて、お話していたのですが、お返事がないものですから、直接お願いに」

無下に断ると社長の立場があるし、ちょっと面倒な事になったな、そう思った

「それらしき事は聞いておりますが、まさか私ごときに、現実の話ではないと思っていましたから」

午前中聞いたばかりだが、話がこんなに具体的になっているとは、思っていなかった

「本気ですよ、現実の話なのです、社長も貴方次第といっておりますが、いかがですか、考えてみてください」

社長も相手が大きすぎるので、色々なしがらみから自分では断れないのだろう

「有難うございます、大変ありがたいお話ですが、私はそんな器ではございません、皆さんの買被りです、私は自分の力量は知っている心算です、会社を移るなどと、毛頭そのような気持ちはありませんので、わざわざ足を運んでいただいて、大変申し訳ありませんが、はっきりお断りさせていただきます」

「謙遜でしょう、立派な実績があるじゃないですか、その手腕を今度は他で生かしていただきたいのです」

「四十年務めた此処だから少しお役に立てただけです、ほかの会社では本当に、自身がありませんし、移る気持ちもありません、たまたま長く勤めた会社の事だったから、偶然良い方に結果が出ましたが、知らない会社で同じ事は絶対に無理です、出来ません、全く自信がありません、本当にありがたい話ですが」

澤田社長は黙ったままだ

「これだけお願いしても駄目ですか、検討の余地なしですか、クラタといえば、失礼かもしれませんが、こちらの会社の何倍もの規模の会社ですよ、滅多にある話ではないのですよ」

「申し訳ありません、大きな会社だから尚更、私には無理な話なのです」

頑なにそう言って頭を下げる、今、会社名もはじめて聞いた、名前は知っている県内に本社を置く会社では最大手の会社だ、その時、専務と紹介の会った佐々木が

「君、一考してくれても良いだろう、言下に断るなんて、ちょっと図に乗っていないか」

憤慨した顔でそう言い出した

「社長が下出に出て丁寧に頼んでいるのに、調子に乗って」

「佐々木君、止めなさい」

社長の高野が止める

「いいえ、言わせてください、聞けば係長が役員になって、有頂天になっているのじゃあないのか、こんな会社とは格の違う、天下の大日産業の社長が頼んでいるんだぞ、それだけでも、あ


お読みいただきありがとうございました

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ