表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/9

馬鹿

遅くなりましたっ!!


朝のHRを終え、チャイムが鳴った時、生徒たちが、次の授業に備えて、準備を始めた。

それを、僕はただ眺めていた。

そんな僕のことを、チラチラと様子を伺う生徒がいた。流石に、HRを終えたのに、ただ眺めているのも、不自然であろう。

でも、そうとわかっていても、すぐに教室を後にする事はできなかった。


今はもう、みんな無言であるが、さっき、みんなから声が聞こえたのだ。これは、大きな変化だった。さらに、これに加えて安間からの、二度目のありがとう。

何とも言えない…でもこれはきっと、嬉しいにすごく近い感情。

そんな不思議な感情が、僕の頭を、体を、ぐるぐると、流れているのだ。


そんな時、ふと安間と目が合った。いや、安間がこちらを、ずっと見ていたのだろう。

流石に、少し照れ臭くなって、はにかんだ。そうすると安間も、笑った。でもその笑顔は、少し悲しいものだった。でも、それはおそらく、窓からさす日差しで、安間が黒っぽく見えるからだろう。

教卓に置いてある荷物を持ち、僕は教室を後にした。






職員室に戻る僕の足取りは、妙に軽いものだった。たったあれだけの変化で、しかも数分の出来事で、ここまで喜ぶのは、おかしいことかもしれないが、あのF組での出来事なのだから、仕方ない。

職員室に着き、自分の机まで向かった。その途中でも、やはり周りから見ても、僕の様子は変なのか、視線を感じた。気にはしないが、やはり、少し落ち着かなくては。

僕は一度、はぁっと、息を吐き、また大きく吸い込んだ。

すると、ガラガラっとドアの開く音がした。そこに目をやると、有明さんが立っていた。彼女は僕の方を見ると、スタスタと何の迷いもなく、歩いてきた。そして、僕のところまで来ると、ピタッと立ち止まり、深くお辞儀をした。僕も驚いたが、周りの先生方は更に驚いていた。すると、彼女はその体制のまま、こう言った。

「ありがとうございます。宮崎先生には、本当に感謝してます。」

「あっ、いやいや、そんな感謝されるようなことはしてないよ!顔を上げて!」

僕は驚いていたためか、早口になった。それでも彼女は落ち着いていて、ゆっくりと顔を上げた。そして今度は、顔をズイと、僕の顔に近づけてきて、小さな声でこう言った。

「宮崎先生。安間君は隠したがっているけれど、私は先生に見て欲しいんです。」

「……。」

「今日の放課後、私たちが帰る間、ずっと見ていて下さい。」

「…わかった。」

「そして、逃げないでください…っ!」

「あぁ、わかった。」





なんて僕は、馬鹿なんだろう。

あんな事で浮き足立って…。





なんて僕は、馬鹿なんだろう。








何にも、知らないくせに喜んで…。


どうでしたでしょうか??

これからは、少しでも早く書けるようにしたいです…。

これからも、よろしくお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ