「最弱 ヴァン・アグレデス」
どうも黽です。えっ、読めないって?
それはそうですよね自分も名前を探してたら
たまたま出てきたんですよ、読み方は
「あおがえる」みたいです。そしてこの話は
以前から考えていた話でした、今回このように
形にしてみました、ぜひお楽しみください!
俺は誰よりも弱い人間だと言うのは間違いない。
名前はヴァン・アグレデス。
村で生まれてたありふれた人間だ。
そして産まれてからすぐに素質能力判定を受けた。
ほとんど-Eだった。力も、魔力も、素早さも、
体力も、運も、あらゆるステータスが誰よりも
最低値であり言うなれば誰かと戦えば絶対に
負ける事が約束されたステータスだ。
更に言えば成長速度も同じく
-Eで仮に大人になっても子供に1人相手に
勝てるか勝てないか位だそうだ。
もちろん大人には勝てないと断言されたそうだ。
でも、これだけなら俺は
知力はCだから頭を使って戦闘すれば
ある程度は戦えると思った。
...しかし、俺の弱点はそれだけじゃない。
俺はSSS級の呪いショキソービにかかっており、
武器は木の枝しか持てず、防具は布の服とかで
アクセサリーは普通の物
しかつけられないそうだ。
正直ここまで弱いと村民として生きていた方が
良いと思う。でも俺はそれでも諦めなかった。
だって俺は生まれる前にこんな言葉を
聞いた事があったからだった。
その時はもちろん目が見えなくて
なにも見えていない。けどその時聞いた言葉は
今でも思い出せる位心に刻まれてる。
「聞きなさい。人の子よ。貴方はその身が
最弱でかつほとんど何も装備できないような
残酷な運命が待っていますですが、貴方が
15歳になった時貴方を縛っていた装備は
たちまち最強の武器になるでしょう。
それまではその弱さを誰に馬鹿にされても
笑われても気にしてはいけませんよ」
と聞いた記憶が思い出せる。
そして俺は明日には15歳になれる。村の大人
にも子供にもよく言われたなぁ、「このお荷物!」
とか「何故この世に生まれて来てしまった」とか
弱いからって散々に殴られてお母さんが
「ごめんね...ごめんね...」って泣いた夜も、
父親が俺に失望して何処かに消えてしまった日も。
それでも俺は構わない。弱かったのは事実だし
そのせいで誰かに嫌われてしまうことは
仕方がない。...でも、俺はその分を
全て取り戻す。俺の人生は明日から始まるんだ!
だから今日はどうにかして
生き延びなきゃいけないんだけど...。
いやぁ、そう上手くはいかないね。
目の前には、俺のことを毎度毎度
10年ぐらい前からイジメて来る3人組の
奴らが俺の家にやってきた。あいつら、
親が村の偉い人間だから俺が拒否すれば
お母さんを村から叩き出すだろうし俺の選択は
ただひとつだよな。
「おい、ヴァン~!はやくでろよぉ!
じゃないと~」
「わかった、わかった。今出るよ~!」
俺は外に出る。そして玄関に出ると...。
ご閲覧ありがとうございました!
今回の話は元ネタがありまして、ソシャゲの
星1装備を最強にまで育てたらどうなるんだろう
と考えたネタがこの木の枝でこの世界の神となるです!そんな小ネタはおいといて、それではまた次回もお楽しみに!