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死後の世界 2
「転生って俺の知ってる転生であってるの
か?」
「うん。合ってるよ〜。しかも君が今から転生する世界は魔物や魔法がある世界だよ〜。
君たちの世界のゲーム、アニメ、漫画のようなファンタジーの世界ってやつだね〜。」
「ま、まじか!?」
俺はこの女性の言葉に心底驚くと同時に物凄く興奮した。だって人間誰でも1度は夢見る異世界転生。それが叶うんだぜ?
「まじだよ〜。そしてそれができちゃうのが私。転生神だよ〜。」
「転生神……神様?」
「そうだよ〜。偉いんだよ〜。」
まぁ死後の世界ってだけでなんとなくわかってたけどね。
「それで〜。君を早速転生させたいところなんだけど〜。ちょっと困ったことになってね〜。」
「困ったこと?」
「うん。普通は転生って言ったらチートでしょ〜。」
「そうですね。」
「それで〜、普通は望むチート魔法スキルを与えて転生させるんだけど〜。君の場合は魔法の適性が皆無だから〜。誰でも使える基本魔法の“ポワ”しか使えないんだよね〜。」
「え!?」