プロローグ
初投稿になります、ベタな設定ですのでプロローグはなるべくサックリしています。拙い文章になりますので不快な気分にさせましたら申し訳ありません。
今日も、平凡な一日が過ぎると思っていたのに。
学校が午前で終わり、好きな小説を買いに町までのバスに乗った所まで覚えてるけど、いつの間にこんな状況にいるんだろうか。
「どうも皆さん、私はこことは別の世界の神です」
白い空間の中に一人の女性がそう言って微笑を浮かべている。自分の周りでは老若男女10名ほどがザワザワとしている中で、老齢の男性が吠えた。
「訳の解らん事を言うな!一体ここはどこなんだ!?」
「そうですねぇ、此処は、次元の狭間とでも言いましょうか?」
「さっさと元の場所に返せ!」
「その前に私の話を聞いていただきますね。」
「また訳の解らんことを…う!」
男性が突然言葉を詰まらせ口をパクパクさせだした、たぶん神様がなんかやったんだろうな、ありがちな転生物なんだろうか、さっさと説明を終わらせてほしいな。
「それでは状況を説明させていただきますね、まずあなたたちは、元の世界に帰っても数秒で事故に会い死ぬ事が確定しています、その前にあなたたちには選択していただきたいと思います。一つは元の世界に戻るという事です、この場合、死は確定ですので魂はまたその世界の輪廻に戻ります。そしてもう一が今の魂をもって私の管理する別の世界で転生していただくということです。」
やっぱり転生物か! まぁ死ぬよりは楽しいかもふふふ
「ここからは質問を許しましょう、何か質問のある方は挙手でお願いします」
バッと手をあげる
「ではそこの男性のかたどうぞ」
「はい!なぜ自分たちが選ばれたんでしょうか?またその転生する世界とはどういったものなのでしょうか?」
「あなたたちが選ばれたのは偶然です。条件がたまたま当てはまったというだけです。行っていただこうと思ってる世界は解りやすく言うと剣と魔法のファンタジーっぽい感じでしょうか」
「じゃあ俺転生します!」
「ええーーー!」
「ええーーー!」「ええーーー!」
周りから驚きの声があがった
「あのそんないきなり決めていいんですか?」
「え?でも選択肢って二つだけですよね、ならもういいですよ眠いし」
「うーんまぁそうですよね。ここからは転生される方への特典なのですが、この二つの指輪をお渡しします」
「ありがとうございます、指輪の効果って聞いてもいいんでしょうか?」
「はい、一つはソロモンの指輪といって完全言語理解・翻訳機能と一般常識が付与してあります。もう一つはアイテムボックスと鑑定を付与したスキルリングです」
おおチートだ!わーい!
「装備の解除は他人にはできないようにしてありますし、見た目も装備中はボロボロに見えるように幻影をかけてあります。」
「至れり尽くせりですね!」
「いえいえ。あとこの世界から向こうに渡る際にユニークスキルを一つ付与されますこれは、完全ランダムなんで何になるかは、運次第ですね。」
「そこまでしていただいて、その世界で魔王倒したりとか何かしないとダメなんですか?」
「目的は人族の力を今よりも増していただきたいのです。強制ではないのですが魔物と人族の力のバランスが崩れた結果もう300年もしない内に魔物以外が滅んでしまう可能性が出てきてしまっているので・・・」
「ふむふむ、つまり人族へのテコ入れみたいな感じなんですね」
「そうですね、ユニークスキルを使って魔物を減らしたり、こちらの世界の知識をもちいて内政チートしていただいたり、新しい道具を発明したりとそこは自由ですね。魔物がいるので危険はありますが、あとは異世界ライフを楽しんでいただきたいと思っています」
「はい!了解です。では早速転生ですか?」
「最後に転生した後の体なのですが、今の体をベースにいたしますか?」
「選んだりできるんでしょうか?」
「そうですね、種族・性別・年齢・体格・容姿自由に決めていただいていいですが魔物への転生は無理ですね」
「うーん・・・じゃあハーフエルフで男性、その世界での成人年齢で体格はその世界の平均より身長ちょっと高めで容姿は整ってるほうがいいです」
「では、そのようにしましょう。最初に送る場所はなるべく周りが安全な場所を選びますが、今の世界よりも命の軽い世界であることは重々承知してくださいね、それでは、転生を行います」
読んでいただきありがとうございました(o*。_。)oペコッ