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第8星『悲哀の罰』
口笛の音と同時に現れたのは、巨大な蛇の女性……。
上半身は女性の体……。
対象的に、下半身は巨大な蛇の下半身。
そして驚いた、、、。
シェアトは目を疑った。
何より驚いたのは
彼女の目が無かったことだ。
すると彼女の口笛と共に、何処と無く声が聞こえてきた。
アナタ……罰スル……。
ジワジワト……、ジワジワト…………。
シェアト「ぐぅぁ!!?」
彼女の口笛が反響すると、その瞬間。
シェアトの首に、ラミアーと呼ばれた彼女の尻尾が巻き付いたのだ。
その口笛は、ただの口笛ではなかった。
その口笛は、悲しさの心…………。
憎悪、妬み、悲哀。
シェアトは、直感的に悟った。
『貴方は何故、泣いているんですか?』
瞬間、床に叩きつけられる。
「ぐぁ……うっ!?」
シェアトの視界が歪んだ。
「シェアトくん?」