第7星『悪夢と悪戯』
久しぶりの投稿になります。
多分忘れられてるんだろうけど。(笑)
ーーーー夢を見たーーーー
楓は夢を見た……。
輝く大地は色鮮やかな草原が広がり、所々大きな花畑が存在している。
空も快晴で、まるでヒマラヤ山脈のような山々が列なっていた。
懐かしいーー。
何故そう思ったのだろうか。
すると突然、謎の浮遊感が体の隅から隅まで伝わった。
「わっ!?」
それが合図のように、だんだん楓の視界は朧のように霞んでいった。
最後に楓の目に映ったのは、純白の白い翼だった。
ーーーー夢を見たーーーー
シェアトは夢を見た……。
四方を見渡しても、辺りは暗闇ばかり。
「ここは、どこ?」
シェアトは宛もなく歩き続ける。
『無理だ……。あんたはこの夢の鳥籠からは逃れられない。』
「誰だっ!?」
四方を見渡してもやはり闇……。
見知らぬ男の声だけが響く。
『私の名は眠りの神ヒュプノス。あんたを罰する為に命じられて此処に来たのさ。悪く思わないでくれ。これも天の御召しめしだ。』
シェアトは混乱した。
「眠りの神…………?ヒュプノス…………?何の冗談だ!そんなの存在するわけがない。」
…………罰する?俺を?
イッタイナンノタメニ……?
『……コレにより貴様に罰を罰する。ラミアーよ、後は頼んだぞ。お前の好きにしろ。』
何処からか、口笛の音が聞こえた。