勇者は運動音痴です
初投稿なので不備がいろいろあると思いますがよろしくお願いします。
俺はレオ。しがない盗賊である。盗賊と言ってもずっと傭兵のような事をしている。
この世界には魔王がいて、そいつの所為で魔物、《アンゴットリィ》というのが人を襲う。村や国は魔法壁で守られている。しかし、交易のためには外へ出なくてはならない。そこで盗賊や傭兵など、ジョブについた者がでてくる。依頼を受け、こなし、報酬を貰う。そうして俺は生活を成り立たせていた。
その日も村人の依頼を受け、護衛をしている時だった女の二人組。一人は魔法使いのようで、もう一人は...旅芸人か?
「うわぁっ!!」
悲鳴があがり、ハッとする。アンゴットリィだ。ツメを構える。
「うおおおお!」
背を低くして上へ振り上げる。声をあげて飛ぶアンゴットリィ。一体、二体。三体目に入ろうとした時、声がした。
「おらぁっ!!」
ガツン。俺は目を見張った。
自分一人で戦っているつもりだったのに他人の声が聞こえたからでも、目の前の敵が吹っ飛んだからでも無い。アンゴットリィを攻撃した武器。それは紛れも無い杖だったからである。しかし、扱いはどう見ても棍だ。用途を間違っているのをお構いなしにアンゴットリィは倒されていく。
さっきの女だ。髪を束ねた、魔法使いらしき女。戦い方は武闘家もびっくりの前線だが。
「おい、ぼーっとしてるんだったら報酬は全部頂くぞ!」
怒鳴られて慌てて向き直す。アンゴットリィはあっという間に散っていった。
「悪いな、助かった」
報酬の半分を渡す。魔法使いの女は眉間に皺を寄せ、俺を見ている。
「別に、シェリーが助けなきゃって言ったから来ただけだ」
シェリー、というのは旅芸人のような女らしい。ふわふわとした黒髪に大きな目が俺を見る。小さい。身長は多分160無いだろう。
「あの、こちらが勝手に入っただけですし、頂けません」
おどおどとした様子で言われ、思わず笑ってしまう。シェリーは片手剣を持っているが、どちらかと言えば回復に回るようだった。多分、性格だろう。
「助かったのは事実なんだ。貰ってくれ」
「でも、あっ、シオン!」
ひょい、と魔法使いがとる。シェリーの方は駄目だよ、と返そうとしているが魔法使いの方が背が高い。取り返そうとぴょんぴょん跳ねているが絶対届かない。
「本当にありがとう。それじゃあな」
「あっ、待ってください!」
呼び止めようとくるっとまわって。自分の右足に左足をひっかけて、ドシャッとシェリーは転んだ。
大丈夫か、と手を伸ばそうとすると、顔の横に杖がきていた。慌ててよける。こ、いつ...!
「何しやがる!?」
「テメェの所為で俺のシェリーが怪我したじゃねぇか...。どうしてくれんだ、あぁ?」
「やめてよ!あの、お願いがあるんです!私と一緒に来てください!!」
...はい?
何もないところで転ぶシェリーが魔王を倒す使命のある勇者であり、その為に旅をしている事を知った俺はシェリー狂いの魔法使いシオンの睨みで断れない俺は旅をともにする事になる。
旅をしていく中で俺はシオンが何故あんなにシェリー狂いなのか、俺は何故この旅に誘われたのか、魔王とはどんなヤツなのかをしっていく事になるが、まだ、先の話だ。
なんだか訳のわからない話になってしまい申し訳ないです...。長編にする予定の物でしたが完結できる自信が無いのでこの形になりました。もしかしたら長編をかくかもしれないです。お目汚し失礼しました。