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ゆめにっき

ゆめにっき~砂漠~

作者: なむP



 気が付けば、辺り一面砂漠である。どこまでも砂が続き、空は青い。何故か私のまわりはガラス張りになっていて、その砂の続きを見に行くことは叶わなかった。私はただ、そのガラス張りの中で何も考えずに砂漠を見つめている。


 何も考えずに周りをふと見渡す。今まで気づかなかったが、少し離れた場所に赤いものが見えた。砂に足を取られながらふらふらと近付いた。久しぶりに歩く。


 赤いものは消火器であった。もう何年も使われてはいないサビた消火器は、砂に半分埋まるように眠っていた。私は砂を払い、それを起こしてみた。


 しばらく私は消火器を眺めていた。


 「もしかしたら、この消火器であのガラスを壊せるんじゃないか・・・。」


 私は初めて「ここから出たい」と思った。初めての感情に多少戸惑いながらも消火器を引きずった。ガラスの壁まで歩み寄ると、思いっきり消火器を叩きつけた。


 ガラスは分厚く、傷一つつかなかった。私はその場にヘタリこんだ。消火器が少しヘコんだ。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 人間、毎日夢を見ているらしいですけど、それを脳は中々記憶してくれないらしいです。説の一つに、記憶に残すと精神的にショックを受けてしまうから、というのがありますが、それならば夢の内容が記憶に…
2012/06/11 21:53 退会済み
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