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AIスパムメールを床の間に飾る仕事を本気で考えた話

作者: naka
掲載日:2026/05/05

AIスパムメールにはえも言われぬ魅力がある

意味不明なスパムメールが好きだ。だから本気で仕事にできないか考えた。


自然な日本語のスパムメールは嫌いだ。

“訳の分からない日本語に芸術性がある”のである。


例えば、


私・サザエサンです。

波平からお金をせびられています。

助けてください。


父に送られてたスパムメール抜粋

普通の人はこれを見て削除するだろう。

だが私は思う。


“助けてください”は凡庸すぎる。


「私・サザエサンです。」

この時点で芸術点は非常に高い。

特に“サザエサン”の「ン」には、

人類とAIの断絶、そして諦念すら感じる。


しかし最後が「助けてください」では弱い。

そこはもっと狂っていてほしい。


例えば、


デンジャラスなので

私達に渋沢マネーのヘルプをしますよね?


添削例

ここまで来ると一流だ。

もはや詐欺ではなく前衛文学である。


そこで考えた

この“デジタルのゴミ”を芸術として再解釈するビジネスを作れないか?


コンセプトはこうだ。


〜デジタルのゴミをアナログの芸術へ〜


届いたAIスパムメールの中から、

「不自然で面白いものだけ」を厳選。


それを、


わざわざ上質な和紙に


筆で丁寧に清書し


落款を押し


額縁に入れ


床の間風の空間に花と共に飾り


厳かに撮影する


画像

イメージ図

そして、批評する

単なる晒しではない。

“添削”する。


評価軸は以下。


不自然さ


独創性


狂気の飛躍


AI特有のズレ


もっと面白くできる余地


例えば、


原文

アマゾン日本支部です。あなたのアカウントを今すぐ確認してください。


面白くないスパムメール例

講評

凡庸。

人間でも書ける。

危機感だけで押しており芸術性に乏しい。


改稿案

私、アマゾン・さんです。

あなたの身分アカウントがデンジャラスなので

今すぐ確認作業を実施してください。


このように、

“もっと不自然に、もっと意味不明に”を目指して添削する。


ふざけているようで、実は社会貢献でもある

これは単なる悪ふざけではない。


むしろ、


・スパムを「怖いもの」「無視するもの」ではなく笑えるものとして可視化する

・手口を面白おかしく解説することで騙されにくくなる

・誰も傷つかない(誰も本気にしないレベルのものだけを扱う、という倫理的担保もここで明記)


といった社会貢献にもつながる。


つまり、


詐欺メールの“ダサさ”を可視化することで、

犯罪の拡散防止に寄与できる。


これはもう半分啓発活動である。


意外とマネタイズもできる気がする

1年続けば、たぶん多少は形になる。


例えば、


スパムメール添削サービス


電子書籍

『珠玉のAIスパムメール100選』


原本販売

額装済みスパム掛け軸


展示会

「令和迷惑文芸展」


目指すは(コンセプトが強力な微わかる展)


画像

日常の「微妙に分かるかも…いや分からないかも…」という共感の境界線にある体験をパネルで紹介する企画展

【微わかる展】

最大の課題

問題は一つ。


現段階で共感する人は多くない

ほぼゼロから市場を作らないといけない。これはビジネスの効率としては悪い部類だろう


結論

儲かるかは分からない。

多分、儲からない。


でも、


“AIスパムメールを床の間に飾る人”


という肩書きは、

この世界にまだ存在しない。


ならば、やる価値はある。


未来の美術館で、


ピカソ

ゴッホ

そして

「三井住友銀行を名乗る謎の日本語メールを達筆に清書した図」


が並ぶ日を

私はまだ夢見ている。



ありがとうございました

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