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古代戦争と堕ちた守護者

これは『クロニクル・オブ・ヘリオン』の序章である。


すべてが始まる前――光と闇の戦いの起源がここにある。


この物語は、一つの裏切りから始まり、やがて世界の運命を揺るがす戦いへと繋がっていく。


これはまだ“始まり”に過ぎない。

宇宙の黎明期――

まだ時という概念すら存在せず、創造がただの一瞬の輝きにすぎなかった頃、原初の光が生まれた。


その光から、最初の存在が誕生する。

その名はセラフィナ。

最初の守護者にして、知恵の母、そして均衡を守る者であった。


彼女はアルファ・プライムの中心に「光の神殿」を築き、その存在はすべての守護者の原点となった。


やがて彼女の導きのもと、二人の偉大な存在が現れる。

一人はバエロン――最も高潔にして強大な力を持つ、“光の盾”。

もう一人はその弟、ザハレル――同等の力を持ちながらも、内に不安と野心を抱えた存在であった。


セラフィナは彼らを我が子のように愛し、永遠の秘密を授けた。

二人が共に世界の調和を守ると信じて。


しかし、宇宙の果てには忌まわしき場所が存在していた。


「闇の惑星」――

深淵の住処。


そこには、古く貪欲な意志が静かに目覚めの時を待っていた。


やがて深淵はザハレルに囁く。

甘く抗えぬ誘惑の声で。


そして彼は、その誘惑に応じた。


その瞬間、彼は守護者ではなくなった。

堕ちた守護者として、かつて守っていたすべてを滅ぼすと誓ったのだ。


こうして、古代戦争が幕を開ける。


深淵の艦隊はアルファ・プライムへと襲来し、

空は光と闇の閃光によって燃え上がった。


混沌の中、兄弟はついに対峙する。


その激突はあまりにも苛烈で、宇宙そのものを揺るがした。


そして――運命の瞬間。


ザハレルの一撃がバエロンを貫き、その命を奪った。


その時、セラフィナの叫びが天に響き渡る。

守護者たちの母は、最も愛した我が子が倒れるのを目の当たりにした。


だが、戦いはまだ終わってはいなかった。


その時、一人の守護者が立ち上がる。

名もなき存在。

だが、その魂は決して折れなかった。


彼は叫んだ。


「光が堕ちるのなら――お前も共に堕ちろ。」


そして最後の力を振り絞り、深淵へと突撃する。

ザハレルを道連れに。


その爆発はあまりにも凄まじく、

二つの存在は未知の闇の中へと消え去った。


残されたのは、静寂。

そして、深い喪失だけであった。


セラフィナは光の涙を流しながら、神殿の石に刻む。


「闇が再び訪れる時――

新たな守護者が生まれる。

かつての誰よりも純粋で、

すべての世界の未来を決する者が。」


それ以来、アルファ・プライムは生き続けている。


ザハレルの裏切り。

バエロンの死。

名もなき守護者の犠牲。


そして――

未来へと託された希望と共に。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。


この物語は、光と闇、そして選択の重さを描いた物語です。


すべての始まりは、この古代戦争から始まります。


これからヘリオンの物語がどのように展開していくのか、ぜひ見届けてください。


続きもぜひ読んでいただけると嬉しいです。

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