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お祈り。

今日はお祈りの日。


5歳になると教会でお祈りをする。と言ってもお祈りは最後にちょこっとするだけ。

実際は教会で、水晶に触って適性の属性を調べるのが目的。

俺はどの属性を持ってるのか楽しみだ。


着替えも終わり、ホールに向かおうとした時扉がノックされる。


コンコンッ。

「はい!」


返事をするがと、メイドのリリーが入ってきた。

リリーは俺が目覚めた時に両親を呼びに行ったあのメイドだ。


「坊ちゃま。馬車の準備が出来ました。」


「リリー、ありがとう。」


そう言うとニコリと笑い、とんでもございません。と頭を下げた。


俺は部屋を出て、馬車のある入口へ向かう。

俺にとっては異世界に来てから初の外!!


少しワクワクしながら、扉を開けた。


「おおー!ってまだ庭!門まで遠くない?」


なんて驚いてると、後ろから声がした。


「体調は良くなったみたいだな。よかった。」


「父上!・・はい!良く寝たので今日は元気いっぱいです!」


力こぶを作って元気をアピールする。

父上はそれは良かったと笑っていた。


父上と話しているとそこへ母上も来た。

なんの話をしていたのですか?と父上に聞いていた。

すると、父上は、

「エディに体調はどうか聞いていたんだ。元気いっぱいだそうだ。」

と俺の頭をポンポンしながら話した。


それを見た母上は、微笑みながら「まぁ!」と言っていた。


「よし!そろそろ、馬車に乗りなさい。私たちは屋敷で待っている。」


父上の言葉を聞いて行ってまいりますと言葉を残し馬車に乗り込み教会に向かった。


馬車で数分行った所に教会があった。

馬車を降りると、教会の門をくぐり中へ入った。


中に入るともうすでにたくさん来ていた。


こんなにもいるのか!

すげぇー。

周りを見渡してると、気になるものを見つけた。


・・・・ん?あれ?あの銅像・・・。


「すいません。あの銅像は誰ですか?」

近くにいた司祭に話しかける。


「あぁ。あれは神、アヌの銅像です。」


・・やっぱりか!!見たことあると思った!


「属性を調べて、最後に神の銅像に向かって祈るのです。」


「へ、へぇー。」

ものすごく嫌な予感しかしない。


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