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神と名乗る男。

「・・・んっ・・んうー・・ん?」


目を覚ますと、自宅ではないどこかにいた。


あれ?俺、家に帰らなかったっけ?

ここはどこだ?


「目が覚めましたか?」


「わぁ!」


いきなり声を掛けられ体がビクッとなった。


「申し訳ありません。驚かせてしまいましたね。」


「あんた誰だよ。」


「そうですね、まずは自己紹介しましょうか。私は神のアヌと言います。」


か、神?


「いやいやいや。神って・・・冗・・だ・・んを・・まじ?」


俺は冗談と思ったが、どうやら本当みたいだ。


「それで、その神様が俺になんのようだよ。」


「あれ?気づいてませんか?」

え?っと不思議な顔してこっちを見てくる。


「何をだよ。」


「貴方は死にましたよ。過労死です。享年25歳でした。」


・・・・え?

何この神、サラッと凄い事言いやがった。


「お、俺が死んだ?しかも過労死かよ!確実にあの会社のせいじゃねーか!」


「ですが、貴方は転生という形で生まれ変われます。ただ・・」


「ただ、なんだよ。」


妙に言葉をためる神をゴクッと喉を鳴らしながら見つめる。


「元の地球にではなく、異世界にですが・・・よろしいですか?」

ガクッ

なんだよ。もっとすごい条件があるのかと思った。

「妙にためるから何かと思えばそんな事かよ。いいに決まってんじゃん!」


「それは良かったです!では転生する前にこちらの紙に名前を書いてください。」


渡されたのは何も書いてないただの紙。

言われた通りに名前を書く。


「これでいいのか?」


名前を書いた紙を渡すと、神であるアヌが持った瞬間さっきまで何の変哲もない紙が光りだし消えた。


「な、なに?」


アヌはこっちを見てこれで、転生の手続きは終わりました。

とニコニコしながら言って来た。

「どこの国、家族に産まれるかは転生して見ないとわかりません。そして前世で苦労したあなたに、贈り物をしました。それは転生後役に立つでしょう。」


「何をくれたかなんて・・・教えてくれないよな?」


アヌはニコリと笑い


「転生してからのお楽しみです。」

と言った。


「それでは時間です。第2の人生、有意義に過ごしてください。あと、5歳になれば今のあなたの記憶がもどりますから。それでは・・・」


その瞬間俺は光に包まれ消えた。


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