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死因は過労死...。
俺の名前は東雲咲シノノメショウ。25歳、独身。
仕事は、サラリーマンをしている。
今日は、金曜日!そう・・・花金!
今日こそは定時で帰ってやると、意気込み仕事をする。
だが、思った通りにならない。
「東雲さん。これもお願いします。」
と言われドサッと置かれた資料。
「え!こんなに!」
じゃあよろしく。と言って、そそくさと自分の席に戻る同僚。
まじかよ!
また、サービス残業かよ!!
見てのとおり、うちの会社は確実にブラックである。
定時で帰れないのは俺だけではない。
先ほどの同僚もその1人。
周りを見渡せば、目の下にクマがある者、確実に体調の悪い者、倒れる寸前の者ばかりだ。
「全然、終わらねぇ・・・。」
そして、俺が会社を出たのは夜中の2時を過ぎた頃だった。
俺はフラフラとしながらも、自宅まで帰った。
家に着いた俺は、もう何もする気力もなく、そのままベットへ倒れこみ、寝た。
だが、俺は朝になっても目を覚ます事はなかった。
なぜなら、俺は死んだから・・・・。
死因は過労死。
享年25歳。