初心忘るべからず。(First love編)
僕の好きになった人は、凄く頭も良くてスラットしていて何より
笑うと可愛い。風でなびくさらさらした黒髪は僕の眼を釘付けにした。
彼女にもう少し近づきたいんだけど......?
僕の心臓がもたないドキドキバクバクして心臓が飛び出しそうだ。
好きになるって......こういう事なんだと初めて知った。
彼女が僕の 『初恋の人』 だ!
だけど、僕から話しかける事も彼女から話しかけられる事もない。
僕はただただ遠くから見ているだけだ。
たまに彼女と眼が合っても直ぐに眼をそらしたり近くに寄って来ても
その場から直ぐに離れたり。
僕は本当にヘタレだ! そのくせ他の男子と話してる彼女の笑った姿
を見ると? ヤキモチ焼いたり嫉妬したりどうしようもないやつだと思う。
他の女の子になら普通に話せるのに...何故か彼女だけは無理だった。
挙動不審になってパニック状態になる。
『そう言えば...?』
以前こんな事が1度だけあった。
どうしても僕じゃないといけなかったのかな......?
そんな風に思った。
何かを僕に聞きたくて彼女から僕に話しかけて来たんだけど
正直、その時の事をまったく憶えていない。
あんまりにも緊張しすぎて僕は何を話したのかも?
彼女が僕に何を聞いたのかも?
無意識に何か話したんだろうと思うけど......?
『それから......』
そのことがあってから彼女とは話していない。
何か? 彼女に嫌われるような事を言ったのかもしれない。
でも憶えてないのだから何を後悔したらいいのか...?
それすらわからない。
◆◇◆◇
でもある時僕の 『初恋』 は音を立てて崩れ落ちた。
突然やってきて一瞬で終わった。
彼女に 『恋人』 ができたからだ。
初恋とは...ほろ苦い経験なんだと思った。
※良ければ、BGMに 『宇多田ヒカル - First Love』
をかけながら♪
最後までお読みいただきありがとうございました。