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ありとあらゆる未来のある鼠として転生したから好き放題生きていく【旧】全ての可能性がある鼠に転生(仮)  作者: リント
第2章

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94話

うーん、ジェイドも固まってるしもう少しニャン金術で遊ぼうか!今度は何の素材で作ろうかな?食材混ぜたらどうなるかな?肉塊結構あったよね?


フレデリックがニャゴニャゴ考えながらゴブリンエンペラーの魔石と収納に入っていた肉塊をいくつかと最後に自分の髭を大釜の中に3本いれ木べらで混ぜていく。


フレデリックがかき混ぜていくと中の水が赤色から白色、黒色に変わり辺り一面に食欲のそそられるいい匂いが広がっていく。


わぁ、なんか美味しそうだね!これって途中でなにか入れたらどうなるのかな?後で試そうか!


「にゃにをにゃってるにゃ!!」

「もうさっきも言ったでしょ?手が離せないんだからもう少し待ってよ!」


フレデリックがそう言いながらぐるぐるとかき混ぜ続けているとボンっと音を立てて煙が上がる。


「にゃ?!にゃにが起こったにゃ!!」


ジェイドが驚き尻尾が膨らむが気にせず釜の中をじっと見つめるフレデリック。煙が晴れると大釜の中は2本の突起のある金属光沢がある赤色の液体で満たされている。


「……失敗かにゃ?」

「うーん、わかんない!とりあえず見てみるよ。」


賢者の石(猫)、液体でも固体でもある()所有者のどんな願いでも叶える事ができる。

制作者︰フレデリック


賢者の石かぁ。便利そうだけどいらないなぁ。アレクにでもあげようか。


「賢者の石だって」

「賢者の石?!にゃんてもん作ってるのにゃ!!」

「うにゃう。」


大釜に入っていた液体がにゅるんと出て来てフレデリックの足元でごろごろと喉を鳴らしている。


あ、冷たくて気持ちいいね。夏にぴったりだね。


進化の軌跡で鼠の獣人の姿に戻り賢者の石を抱きかかえる。その様子を見ていたジェイドが驚きのあまり言葉も出ない。


「じゃあ帰ろうか。ジェイド何時まで固まってんの?置いていいくよ。」

「ま、待つにゃ。どこからツッコめば良いのかわからなくなってただけにゃ!まずその姿は何にゃ!猫じゃにゃいのかにゃ?!」

「?猫でもあるし人でもあるし狼でもあるし、もともとは鼠だしね。」


頭に?を沢山浮かべたジェイドがフレデリックの後ろを静かについていく。


あー、そう言えばジェイドには何も説明して人だっけ?まぁ面倒だし誰か説明してくれるでしょ。


ムニムニと賢者の石を触りながら街へ向かって歩いていく。街につく頃には日が昇り始める。


だいぶ時間かかっちゃったね。もう朝かぁ。ジェイドとこの子なんて説明すれば良いかな?まぁそのまま伝えればいいか。


街につく頃には門番として猫耳の生えたムキムキの獣人が出てくる。


「おかえりにゃ!抱っこしてる猫と後ろの猫は何かにゃ?」

「ただいま。この子達は僕の友達だよ。手伝ってくれるって言うから連れてきたんだ。」

「にゃんたが無理やり連れてきたんじゃにゃいか!!」


ジェイドがフレデリックに抗議をすると門番がジェイドに哀れみの目を向ける。


「にゃんたも可哀想なものを見るような目で見るなにゃ!こう見えても我は偉大なるスケルトンドラゴンにゃよ!」


胸を張りながら答えるジェイド。


どっからどう見ても猫なのにね。多分痛い子だと思われてるね。


門番の耳元で話し始めるフレデリック。


「ごめんね。この子ドラゴンに憧れがあってドラゴンの骸骨を粘土で作って被ってるんだ。」


フレデリックが哀れみの目から子供を見るような微笑ましい眼差しを向ける門番とそれに気づかないジェイド。


「じゃあ行くね。仕事頑張ってね。」


フレデリックがジェイドの手を引きながら城に向かう。城に着くとアレクシスが城の庭で素振りをしている。


朝から元気だね。まぁさっきまで遊んでた僕が言えたことじゃないんだけどね!


「21174、21175、うん?ってフレイか。横にいる猫さん達は誰だい?」


フレデリックに気付いたアレクシスが素振りを止めてフレデリックに近づく。


「僕の友達だよ。紹介するねケットシーのジェイドに君はなんて名前なんだろうね?」


賢者の石()をアレクシスの前に出しながら首を傾げるフレデリック。


「だから我は猫ではないと言ってるにゃ!!スケルトンドラゴンにゃ!」


髭袋を膨らませながら答えるジェイド。それを見ていたフレデリックがアレクシスの耳元で話す。


「ごめんね。彼自分をスケルトンドラゴンだと思い込んでるんだ否定すると怒るからスケルトンドラゴンってことにしてあげて」

「そうなんだね。わかったよ。」


フレデリックがアレクシスと話しているとフレデリックの胸から降り、名前がないことの抗議としてぴょんぴょんと跳ねる。


「じゃあ、朱丹(シュニ)でどうかな?」


意味合い的には同じなんだけど可愛くない?


フレデリックが名前を提案すると少し悩むように体を捻らせた後フレデリックの胸に戻ってくる。


「気に入ったみたいだね。」

「そうみたいだね。アレクも触ってみる?冷たくて気持ちいいよ?」

「いいの?」


アレクシスがフレデリックとシュニを見ながら訪ねながらシュニに手を伸ばし優しく触っていく。


「わぁぁ、冷たくてぷにぷにだね!ずっと触れるよ!」

「うにゃにゃ!!」


アレクシスが触っていると嫌だったのかフレデリックの頭の上に避難する。


「ああ……また今度触らせてね?」


残念そうに呟くアレクシス。それを嫌そうにフンとため息をつくシュニ。


あー、嫌われちゃったね。押し付けようと思ってたからどうしようかな? 



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