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ありとあらゆる未来のある鼠として転生したから好き放題生きていく【旧】全ての可能性がある鼠に転生(仮)  作者: リント
第2章

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92/128

92話

進化の軌跡でニャブレイブに姿を変え、ニャロンダイトを抜きスケルトンドラゴンに向け構える。


「ガァァァァア!!」

「さあ、猫になる覚悟はできたかな?」


スケルトンドラゴンが動き出すまで待つフレデリック。フレデリックの姿を確認したスケルトンドラゴンがフレデリックに向けて光線を放とうとしてくる。


「させないよ!」

「ギャ!痛!にゃにをするにゃ!!って猫?!」


ニャロンダイトがスケルトンドラゴンに触れた瞬間にドラゴンの頭蓋骨を被った骨の羽が生えたケットシーに変わる。


こんな感じになるんだね。特徴が残るってことは人間を猫に変えたら服着たままになりそうだね。


「やぁ猫になった気分はどう?」

「お前のせいにゃね!!もとに戻すにゃ!!」


スケルトンドラゴンだったケットシーが掴みかかってくるが掴みかかれない。


「にゃにゃ!!にゃぜにゃぐれにゃいのにゃ!!」

「あはは、焦りすぎて猫語になりかけてるよ。今、君は僕の支配下になってるんだから殴れるわけ無いでしょ。」


ぐぬぬ、と唸っているケットシーを見て笑っているフレデリック。


これ便利だし殺しちゃいけない時にありがたいよね。そういえばこの子なんて名前なんだろうね。


「ねぇ君なんて名前なの?」

「……今聞くかにゃ?我のにゃまえはジェイドにゃ!!ってそんな事より我を戻すにゃ!」

「ふーん無駄に格好いい名前だね。戻すのは面倒だからしないよ?」


フレデリックがそう宣言すると絶望したように寝っ転がるジェイド。


あーあ不貞腐れちゃった。何か羽柔らかそうだね。でもこのままだと動かなそうだし、仕方ないなぁ


「君が役に立ってくれたら猫から戻してあげるよ。」

「ほんとかにゃ?!」


フレデリックの言葉にガバっと体を起こすジェイド。


テイムみたいなスキルが手に入ったらドラゴンとして仲間(おもちゃ)にしようか。


「本当だよ。今回はスキルを試したかったのと国を作ってるんだけど猫の手も借りたいほど大変だからさ、手伝ってよ。」

「物理的に猫の手にするやつがるかにゃ!!……仕方ないからドラゴンである我が協力してやるにゃ!!感謝すると言いにゃ!!」


よしこれで最悪僕が居なくなっても戦力は大丈夫だね。


「じゃあ奥に行こうか。ジェイドはこの先知ってる?」

「知らないにゃ。そもそもダンジョンのモンスターは居る階層から基本的に出れないにゃ。」

「そうなの?」


話しながらダンジョンの奥に向かう扉に近づいていく。


じゃあ何で僕はこんなに自由に動けてるのかな?生まれた場所もダンジョンのはずだよね?


「そうにゃ。基本的にダンジョンで生まれた生物は自我が薄いのにゃ。たまに自我が濃く生まれる個体がいるにゃ。昔はそれをユニーク種と呼んだのにゃ。」


胸を張りドヤ顔で話すジェイド。

 

今と違うんだね。……これ何処かで意図的に変えられた感じもするね。


「へぇ~、そうなんだ。じゃあ君も自我が薄かったの?」

「そうにゃ。ぼんやりとしか意識できなかったにゃ。お主にこんな姿に変えられるまではにゃ。」


だからダンジョンからモンスターが出てこないんだね。


「なら良かったじゃん自我が芽生えたんでしょ?せっかくなら猫の姿を楽しみなよ。」

「ふざけるにゃ!にゃにゃにゃーにゃにゃにゃにゃー!!(誇り高きドラゴンの我に対して何という侮辱!!)」


尻尾を膨らませながらにゃーにゃーと抗議するジェイド。


もう猫じゃん。諦めたほうが良さそうじゃない?


「わかったよ。でも今戻すんなら殺すからね?」

「にゃ?!」

「役に立ってないし解除したあとに味方でいるとは限らないでしょ?」

「にゃにゃにゃ!!それはそうにゃんだけど……わかったにゃしばらくは我慢するにゃ。」


耳をしょんぼりと伏せ大人しくフレデリックのあとをついていくジェイド。


なんか可哀想に感じるけど知ーらない。じゃあ次の階層に入っていこうか。


次の階層の扉に歩いていく2匹の(ケットシー)。扉を開けるとそこには砂浜と見渡す限りの水、そして潮の独特な匂いが広がっていた。


「海だ!」

「ちょ、待つにゃ!」


海を見つけるなり走り出すフレデリック。フレデリックを追いかけるジェイドであったが、潮風が気になるのか濡れるのが嫌なのか途中で追いかけるのやめてしまう。


あはは、海だよ!泳がないと損だよね!ジェイドも来ればいいのにね。


海の中からジェイドに大きな声で声を掛けるフレデリック


「おーい、君も来なよ!!気持ちいいよ!」

「にゃにゃ!?にゃぜ毛皮が濡れるようなことをしないといけないのにゃ!」


やっぱり猫じゃん。もう戻るのは無理なんじゃないかな?


フレデリックがプカプカと海に浮かんでいるとダツのようなモンスターが凄まじい速度で突進してくる。


「にゃにゃ?!危ないにゃ!」


フレデリックにモンスターが当たる前に骨がモリのように刺さり浮かび上がる。


「おー、やるじゃん。」

「にゃんで避けようとも、しにゃいにょにゃ!!」

「避ける必要がないからね。僕のステータスなら傷一つつかないし何より面倒なんだよね。」




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