9話
おはようございます!只今の時刻は深夜です!罠を近くに設置したせいで引っかかった生物の鳴き声が煩すぎて、起きてしまいました!!はぁ、さっさと狩って静かにさせようか。取り敢えず気配遮断と気配探知を使ってと、
【気配探知と気配遮断の練度が上がりました】
まずは近くの罠だね。えっと確か寝床から確認できる位置に設置したから、こっから見てみようか。あ、何かかかって吊るされてるけど似たような生物が罠にかかった生物を囲ってて邪魔だね。うーん罠にかかってる奴にステータス閲覧で確認してみようかな?どうせ何処にいるかバレても動けないだろうし、見ようか。
ワーウルフリーダー、RANK_B+ 二足歩行で歩くようになったオオカミ。鋭い爪や牙を持ち、簡単に肉を切り裂く。群れで夜に行動する。群れの場合RANKが上がり、RANK_A〜A+になる。
あーこれはあれだね、多分ホブゴブリンと同じ感じかな?なら、群れのボスから潰さないと面倒くさいやつだね……
まぁハイオークと同じくらいの硬さなら簡単に勝てそうだよね。……まだ吊るされてギャーギャー騒いでるの何か面白いけど罠の強度高くない?あ、もしかして麻痺毒混ぜてるから動けて無いのかな?なら仕方ないよね。
じゃあそろそろ狩ろうか。罠にかかってるワーウルフリーダーの頭に狙いを付けて追尾弾のポイズンバレットを放つ。ポイズンバレットはワーウルフリーダーの頭に吸い込まれていくように当たるが、貫通弾より火力が低いためか、頭は、弾け飛ばなかった。
「ウゥゥー?!グァ?!」
「「キャン?!キャン?!」」
「グェェ?……グェ……」
「「ワゥーン?!ワン!!」」
【Levelが上がりました】
【Levelが上がりました】
まぁ弾け飛ばなかっただけみたいだけどね!!あ、群れのボスが死んじゃったから統率を失って、逃げようとしてるね。させないよ?酸性霧を使い視界を悪くしながら、ポイズンバレットで数を減らしていく。
「ワオン?!」
「「キャン?!ワン!!ワン!!」」
【Levelが上がりました】
【酸生成、酸耐性、酸性霧の練度が上がりました】
【ポイズンバレットの練度が上がりました】
もう少し密集してくれたら楽なんだけどね。もう、パニックになって、ワーウルフリーダーの死骸の周りを走り続けている。うーん完全にこっちが悪役だね……ま、まぁ仕方ないよね?……何かいつもポイズンバレットのワンパターンな感じがするよね?降りて普通に戦ってみようかな?
寝床から降りて残りの群れに突っ込んでいく。ワーウルフの首を噛み付いて首の肉と血管を引き千切る。毛皮が溶けているためか、簡単に引き千切れる。引き千切れはしたが、絶命には少し届かないが、時間が経てば死ぬであろう勢いで血が噴き出していく。
体が小さ過ぎるよ!何で首の肉を引きちぎってもしばらく生きているぐらいの傷しか出来ないのは残念すぎる。次の進化は、爪とか牙がある奴にしたほうがいいのかな?でも結局別のを選んだら爪も牙も無くなったゃうからなー……
まぁしばらくはポイズンバレットに頑張って貰おうか。
面倒だし練度も上がるだろうし、いいよね?
うん?何かワーウルフの動きが鈍くなって来たね。
ヒェッ!!グロい!人体模型みたいに筋肉が露出してるし、所々に骨が見えるし、個体によっては、目も溶け落ちてるし。……やばいね、弱いって言ってごめん。時間経過での継続ダメージは強いね。あ、完全に動かなくなった。
【Levelが上がりました】
【Levelが上がりました】
【Levelが上がりました】
【酸生成、酸耐性、酸性霧の練度が上がりました】
……あれだね、多用したいとは思わないぐらいグロいね……
まぁ、うるさくは無くなったし、いいかな?ただ、臭いが凄いね。肉の焦げたみたいな臭いが凄いね。
え、こんな臭いがする中寝るの?……無理な気がしてきたわ……はぁ、どうしようかな?とりあえず全部溶かし切ろうかな?
【酸生成、酸耐性、酸性霧練度が上がりました】
【酸性霧の練度が上がり新たな能力が追加されました】
お、やったね!何が追加されたかな?
酸性霧、半径50メートルに酸の霧を発生させる。酸の強さは酸生成に範囲と霧の濃度は酸性霧の練度に依存し、濃度を自由に変えられる。
濃度を変えずSKILLを使用時と濃度を薄くSKILLを使用する際の消費MP10(30分)濃度を濃く使用する際の消費MP30
(30分)
おー、どれくらい強くなったか、確認がてら全部溶かし切ろうか!濃度を最大まで上げるとあっという間に溶けていく。凄く早くなったね!半分くらい溶けていたとは言え数分で全部無くなったしね。目が覚めちゃったし、他の罠も見てみようか。