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ありとあらゆる未来のある鼠として転生したから好き放題生きていく【旧】全ての可能性がある鼠に転生(仮)  作者: リント
第2章

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78話

「此処から先は通行止めだよ」


フレデリックが集団の前に立ちふさがる。


「な、何だ貴様は!!ええい殺してしまえ!!」

「話が早くて助かるよ。じゃあせいぜい僕を楽しませてね?」


迫りくる集団を大剣で薙ぎ払って肉片に変えていく。


【Levelが上がりました】

【進化が可能になりました】


お?進化できるんだ。ならさっさと終わらせないとね!!


進化出来る事に嬉しくなったフレデリックが笑顔で近づいていく。


「ヒッ、ば、化物!」

「化物で悪かってね。なら化物は化物らしく蹂躙しないといけないよね?皆よろしく!」

「「キュキュ!(任せて!)」」

「ね、鼠?」


大量の鼠型の分身をだし悲鳴が上る前に喰らい尽くしていく。


つまんないね。あのおじいちゃんぐらいのガッツを見せてほしかったな。


後を振り返ると化け物を見たような表情をした兵士の生き残りが吐いていた。


「大丈夫?」

「こ、来ないでくれ!た、頼む。」


失礼だね。心配しただけなのにね?驚かしてみる?


「そんな事言ってると君も鼠が食べちゃうよ?」

「ヒッ」

「そういう冗談はやめろ」

「あいた」


頭をカイに叩かれる。叩かれたが反省の色を見せないフレデリック。


「はぁ、心配してきたらこれだ。」

「あはは、よくわかったね。じゃあ戻ろうか。君も驚かしてごめんね。」


城の方に戻っていく2人。城に戻ると未だに王だった男がギャーギャー喚いている。


「私を早く離せ!」

「うるさいわね。誰か口枷でも付けなさい。」

「そうにゃね。と言うか牢屋にいれとかにゃいか?」


どうしようか、言い合っているライラ達。フレデリックとカイの存在に気づくと返答を待つように2人を見る。


「その方が良さそうだね。誰かこれを牢屋に入れちゃって。あと話し合いたいこともあるんだよね。出来れば住人は出てほしいな。」

「とりあえず前者はわかったわよ。でも後者はどうしてかしら?」

「まだ、戦争は続くからね。聞かれたくない話もあるしね。じゃあこれを牢屋に連れてって。君達が戻ってきたら話し合いを始めるから。」

「わかったにゃ!」


暴れる男を城の地下にある牢屋に連れて行く。町の住民が納得していない表情を浮かべるが素直に指示に従う。


まぁ、獣人のそれも子供の発言で納得するような人達じゃないよね。なんというか自分勝手だよね。


しばらくすると牢屋に連れて行った人が戻ってくる。戻ってきたことを確認し話し始める。


「お疲れ様。で、話したいことなんだけどいくつかあるんだよね。1つ目は戦争の終わらせ方だね。」

「終わらせ方?この国の王を処刑したら終わるんじゃないのか?」

「それだと納得しない貴族が戦争を続けようとするよね?……もう面倒だし反対してきた人を殺せば良いか。2つ目はこの国の王を誰にするかって話なんだよね。」


フレデリックの言葉に全員が頭を抱える。が、無視して話を続ける。


「まず、第1候補はカイで第2候補はギルマス……ライラだね。僕はまだやりたいことが有るからパスで。」

「「ちょっと待て」」


全員の声がハモる。理解が追いつかないのか頭をガシガシとかくライラ。


「なんで俺達なんだ?」

「優秀そうだから?それに脳まで筋肉でできているような人達に書類仕事が出来ると思う?」

「それは……」

「納得するにゃんて失礼だニャ!」

「あはは、ごめんごめん。でも君達にはこの国を守るたの騎士団になって欲しいんだ。」


嬉しそうな顔をするムキムキな猫耳の集団。


「まぁ王は後で決めるとして3つ目はこの国を一つの街にしようと思うんだ。」

「何故だ?」

「この国は人数が少なくなりすぎてるからね。街にしたほうが支配しやすいのと領主を新たに探すのが面倒なのが理由かな?」

「なるほどね。話したい内容はこれで終わりかしら?」

「いや、あと2つ有るよ。片方は女神教。」


そう言うとフレデリックは家畜のように扱われていた人々に体を向け口を開く。


「君達はこの国の人々を許せるかい?」

「……」

「君達が望むなら皆殺しにしても良いよ。これは君達の復讐でも有るんだ。」


フレデリックの言葉に空気が鉛のように重くなる。


「俺達は確かに許せないにゃ。……正直皆殺しにしたいにゃ……けどそれで皆殺しにしたら彼らと同じになるにゃ。」


それを聞き満面の笑みを浮かべたフレデリックが、


「君達ならそう言うと思っていたよ。で、提案なんだけど、今生きている子供を除く住民に君達がつけられた首輪をつけるか、僕の魔法で罠魔法ってのが有るんだけど条件を満たすと罠が発動するんだ。それを使って行動を縛るのも有りだよ。」


フレデリックの言葉が静かに響く。


「まぁ、どちらかは付けるからね?遺恨を残さず、差別がないようにしたいしね。まだ時間があるからゆっくり考えていいよ。」

「……」

「さてと、暗い話は終わり。」

「なかなかヘビーな話だったわね。」

「そこは仕方ないよね。あ、そろそろスキル解除するね。」

「やっとかにゃ。」


スキルを解除しようとすると解除できない。


まさかの永続?!ど、どうしようこのままじゃ猫耳のムキムキ集団の国になっちゃう。……やっちゃったぜ☆


汗が滝のように流れるフレデリックを見て嫌な予感をしたのか恐る恐る聞いてくる。


「もしかして戻せにゃくニャったとかじゃニャいよね?」

EXACTIY(その通りです)。やっちゃったぜ☆」


頭を抱えるムキムキの集団。心なしか猫耳がしょんぼりとしている。


「まぁ実害はないから良いじゃんか。」

「他人事だと思っていい加減言いにゃがって!!」

「他人事だし。」


フレデリックのせいで微妙な空気が流れるが、気にせず別のことを考えるフレデリック。


なんかお腹へったな。ご飯食べようか。皆も食べるかな?


「とりあえずご飯食べようか。」

「……アンタ本当に空気読まないよな。」

「食べないの?」

「そういう問題じゃ……はぁ、もらうわよ。」

「じゃあ皆移動しようか。ここの住人にもご飯上げないとね。この国に今食料ないしね。しばらくは持つと思うよ。なくなったら狩ってくるよ。」


城からでて街に降り、食材を配る。食材を配ると皆が笑顔に変わっていく。


「……マッチポンプだな。」

「そうね。餓死しそうな原因なのにね……」

「しー、そう言うことは言わないにゃ。」


後ろが何か言ってるけど気にしない。


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