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ありとあらゆる未来のある鼠として転生したから好き放題生きていく【旧】全ての可能性がある鼠に転生(仮)  作者: リント
第2章

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77話

「ふん。この程度で降伏するとはくだらん。して獣共に裏切り者どもよ、この騒ぎどう責任取るつもりぞ?」


血のついたロングソードを地面に突き刺しながら問いかけてくる隻眼の老人。


「責任?僕の辞書にはないよそんな言葉。それにこの国が腐ったのは君達のせいでしょ?なに人のせいにしてるのさ。それに勝ったほうが正義なんだよ?そんなことぐらい知ってるでしょ?」

「ふむ、よく口が回る獣だな。ならばかかってくるといい。力の差を教えてやろう。」


ロングソードを構える老人。白銀の伸縮剣(ルミナストレイル)を抜くフレデリック。そのまま近づき横向きに叩き切る。


「ぬ?!」

「へぇ、よく避けたね。なかなかやるね!」


老人は初めロングソードで受け流そうとしたが、剣にひびが入った瞬間に受け流すのを不可能と判断し、しゃがんで回避する。


楽しめそうだね。思ったより強そうかな?まぁ、あんまり楽しんでると怒られそうだし早めに終わらせないとね。


「ほら今度は君から来なよ。さっきので力の差はわかったんでしょ?」

「……その慢心が命取りとなることを教えてやろう!!」


老人とは思えない速度で剣が連続で振るわれる。その全てを回避するだけのフレデリック。


「どうした!避けるだけでは勝てんぞ!!」

「じゃあ、反撃するね?」

「は?グハァ……くっ、まだだ!」


大剣を振り下ろしロングソードごと右腕を叩き切るフレデリック。


「で、まだ続ける?」

「ふん、まだ片腕がなくなっただけだ。そこの若いの剣をよこせ。」


近くに居た兵士からロングソードを奪い取る老人。その様子を楽しそうに笑いながら見ているフレデリック。


凄いよ。予想以上だね。もっと楽しませてくれないかな?


「なに笑ってんだ。」

「いや、君が予想以上に楽しませてくれるから。ああ、本当に戦争を起こしてよかった。」

「ッ!!貴様か!復讐しに来ると宣言した馬鹿は!!」

「そうだよ?さぁ、もっと僕を楽しませてよ!」


白銀の伸縮剣(ルミナストレイル)を最大まで大きくし高速で振り続ける。フレデリックの攻撃を必死に避ける老人。フレデリックが大剣を振るうたびにその体には避けきれず浅くない傷が出来る。


「どうしたの?避けるだけでは勝てないんじゃないの?」

「くっ!!ぬかせ!!」

「お?反撃できんじゃん。初めから攻撃してきなよ。で、終わり?」

「ッ!この化物め!!」


フレデリックが振るう剣の隙間をくぐり抜け剣を振るうが素手で剣を折られ。蹴り飛ばされる。


もう終わりかな?意外と楽しかったね。お?へぇ、立ち上がるんだ。いいね、良いよ、もっと僕を楽しませてよ。


「化物なんて失礼だね。まぁ、否定はしないよ。で、この状況どうするの?剣は折られて体はボロボロ、そんな体で勝てるとも?」

「はぁ、はぁ、負けるわけにはいかんのだ!!」

「そっか。なら手加減はいらないよね?」

「は──」


喋り終えると相手の言葉を聞く前に首を切り落とすフレデリック。


やっぱり本気で戦うと直ぐ終わちゃうよね……そうだ!殺◯んせーみたいに僕と戦える人を育てるのってありだよね?


死体を見つめるフレデリックに声を掛けるカイ。


「アンタ、何で初めから本気を出さなかったんだ?」

「さぁ?僕にもわからないんだけど敬意?かな?まぁそんなことはいいよ。それより城に突入するよ!皆付いてきて!あ、何人かはここで兵士たちの様子見といて。」

「……私達指揮官として連れてこられたのになにもしてないわよね?」


ボソッとライラが言葉を漏らす。それを無視して城の中に突入していくフレデリック。


中に入ると兵はおらず、メイド達が忙しそうに中を走り回っている。


負けるとは思ってなかったのかな?普通は兵士残すでしょ。何で全部出しちゃうのかな?


「皆、王を探して!!多分護衛も居ないから殺すか生け捕りにして!!他の貴族は皆殺しでいいよ!!」

「「ウニャーー(ウオォォーー)」」


人々が城の中を探していき、城の中に悲鳴がこだまする。



────30分後


「離せ!私を誰だと思ってる!!こんな事をしてただで済むと思っているのか!!」

「うん!当たり前でしょ?どうやって死にたい?火あぶり?斬首?首吊り?鋸?串刺し?好きなの選びなよ。人生最後の選択だよ?よく考えて選んでね。」


縄で縛られた半裸の男に満面の笑みで尋ねるフレデリック。その顔をみて冗談では無いことに気付いたら男がガタガタと震え始める。


「た、頼む。い、命だけは助けてくれ。」

「君はそうやって命乞いをした人達を殺してるよね?戦争に連れて行って爆弾に変えたり、子供達を利用するためにこの人達を連れてきたよね?それで助かると思ってるのは虫が良すぎるよね?」


フレデリックの言葉に同意するように首を縦に振る猫耳のムキムキの集団。


「選べない?選べないなら僕が決めてあげるよ。こう言うのはどうかな?四脚を鋸で被害者たちに引いて達磨になったところを朽ちるまで放置しようか。」

「い、いや、し、死にたくない、やめてくれ。頼む」

「君が苦しんで死ぬのが復讐の一つ何だから諦めなよ。」

「そこまではしにゃくていいにゃ。普通に絞首か斬首でいいにゃ。変わりに墓は立てないにゃ。」

「君達が良いならいいよ。良かったね楽に死ねるって」


王だった男の肩をぽんぽんしながら笑うフレデリック。フレデリックが楽しそうにしていると探知に集団が引っかかる。


「お客さんが来たみたいだね。まぁ本来は明日の予定だったし君達はこの後のこと話し合ってて。」

「ちょっ──」


カイが止める前に窓から飛び降りるフレデリック。


次も楽しめると良いなぁ。流石に無理かな?





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