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ありとあらゆる未来のある鼠として転生したから好き放題生きていく【旧】全ての可能性がある鼠に転生(仮)  作者: リント
第2章

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75/128

75話

「本当にムキムキなのね……」


ポツリと言葉を漏らすライラ。


わかるよ。僕も起きたらボディビルの会場に投げ込まれたかと思ったもん。なんかムワッするんだよね。


「あ、兄貴が帰って来てるにゃ!」

「ただいま。皆怪我はない?明日戦争だけど大丈夫?」

「大丈夫にゃ!ゴブリンごときの攻撃じゃ俺達の筋肉は傷つかないにゃ!それよりその人達が指揮を取るのかにゃ?」

「うん、そうだよ。紹介するね。男の方がカイで女の方がライラだよ。」

「俺がカイだ。紹介が雑だが、よろしく頼む。」

「そうね。ライラよ、短い間かもしれないけどよろしくね。」

「「よろしく頼むにゃ!!」」


よし、顔合わせは終わったし、僕も明日の準備をしないとね。進化したいところだけど進化したらスキル解除されちゃうし……もしかしてやることない?


「この後どうする?やること無いよね。」

「そうにゃね。今からゴブリンを倒してたら、時間がかかるにゃ。」


あ、良いこと思いついた!やられたらやり返さないとだめだよね?だってやられたくないなら、やらなければよかっただけだもんね?


満面の笑みを浮かべるフレデリックを見て、嫌な予感がしたのかカイが、頭を抱える。


「……いやな予感がするんだが、一応聞いとく。何をするつもりだ?」

「約束ってさ、守らない相手に守る必要あるかな?」

「ッ!アンタ、まさか!」

「じゃあ今から攻め込みにいくよ!さぁ準備はいい?」


フレデリックの発言で全員が固まる。全員に見えるように空を飛び宣言するフレデリック。


「今から戦争を開始するよ!!民間人、特に子供には手を出したら駄目だよ!!」

「にゃぜだめにゃのかにゃ?」


疑問に思った1人がポージングするのを止め聞いてくる。


「この国と同じゴミになりたいなら止めないよ?流石に子供は関係ないしね。」

「……わかったにゃ。極力民間人は傷つけないようにするにゃ。」

「君達が納得出来ないのはわかるけど、ここは僕に任せて欲しいな。あ、試したいことが有るからもう少し開戦待ってね!」


言いたいことを言い終えるとダンジョンに入っていくフレデリック。


試して出来たらきっと皆が納得出来る解決方法が思いついたんだよね!まぁ進化するたびに着け直さないといけないけどね!



────1時間後


試したいことを試したんだけど上手く行ったよ!これなら納得すると思うんだよね。とりあえず皆のもとに戻ろうか。


「ただいま!」

「おかえりにゃ!で、どうだったかにゃ?」

「うん。上手く行ったよ。きっと皆が納得出来ると思うんだ。じゃあ、開戦といこうか!」

「「ウニャーー!!」」


持ってる槍を掲げ、雄叫びを上げる。雄叫びを止め静かになったタイミングでカイとライラに話しかける。


「じゃあ、指揮官よろしくね。僕は自由に暴れるから。」

「……はぁ、アンタはいつも自分勝手だな。」

「ここまで来たんだから任せなさい。で、作戦とかあるのかしら?」

「ないよ?王様の首を取れば勝ちじゃないの?」


頭を抱える2人。呆れながら説明をするカイ。


「……確かに終わる。終わるが、作戦がないと俺達は指揮出来ない。流石に作戦を練るのは荷が重い。……しかし、作戦も無しに国と争う気なのか……」

「まぁ、一応投擲して数を減らしていく見たいな感じにしようと思ったんだけど向こうはさ、明日だと思ってるから城から兵が出てくる気がするんだよね。」

「なるほどね。確かに作戦の意味が無くなりそうね。……これって私達要るのかしら?」


ギルドマスターには要らないことがバレたね。まぁ後始末を押し付けたいだけだし、仕方ないよね?


「まぁ、筋肉が解決するよきっと。」

「……否定できそうにないのが悔しいわ。」


ムキムキの集団がポージングをとっているのをチラッと見て納得するカイとライラ。


「最悪、僕が何とかするから安心して。」

「安心出来そうに無いな。」

「無いわね。」

「2人とも酷くない?……まぁ、いいや。じゃあ、レオニアに向かうよ。皆、僕に付いてきて。」


レオニアに向かって走り出すフレデリック。慌てて走り出すムキムキの集団。その集団に担がれるカイとライラ。


さぁ、楽しい戦闘の時間だね!……この人達相手にどれくらい耐えられるのかな?


ムキムキの集団に蹂躙される国を想像して1人笑う。物資を略奪しすぎて戦争どころじゃないことになってることを知らないフレデリックは、そもそも物資を盗んだことを忘れている。




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