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ありとあらゆる未来のある鼠として転生したから好き放題生きていく【旧】全ての可能性がある鼠に転生(仮)  作者: リント
第2章

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63話

カイ&ライラSIDE── 


戦争の後片付けを終えギルドに戻ってくる。ギルドに戻ると受付でライが話している。


「──というわけで迷いの森が普通の森として復活した。消滅した理由の調査を取り消してその調査を頼みたい。」

「申し訳有りません。村からの依頼になっていますが、依頼をした本人でないと取り消すことが出来ません。」


ライの姿に気づいたカイが近づいて会話に混ざる。


「どうかしたのか?」

「ああ、カイか。迷いの森が普通の森として再生したから依頼を取り消しに来た。それより冒険者達で何処に行ってたんだ?」

「戦争の片付けをしてたのよ。領主様の依頼でね。それが今終わったところなの。で、今から領主様の所にいかなきゃいけないのよね。」


会話に割り込んで答えるライラ。


「戦争が始まったようには感じなかったがこの感じなら勝ったのか。それより、アンタがギルドマスターになったのか。」

「ええ、そうよ。誰かさん達が戦争が終わった瞬間に消えたせいで押し付けられたのよ。それより森が復活したってこんなタイミングで何があったのかしら?」


悩みのタネが増えて、頭を抱えるライラ。首を横に振りながら答えるライ。


「さぁな。わからないから依頼するんだがな。」

「それもそうよね。……ねぇ、アナタ達はしばらくこの町に居るのかしら?居るのであれば手伝って欲しいことがあるのだけど。」

「ああ、久し振りに街に来たからな。それに俺はこの戦争に関わってるからな。解決するまでは居るつもりだ。」

「そうか。カイが残るなら俺も残るか。」


2人がそう答えると嬉しそうに笑う。そんな中空気を読まない発言が聞こえる。


「カイを連れていきたいんだけどいいかな?あ、この言い方だと選択肢があるみたいに聞こえるけど連れて行くね。」


その声を聞き頭を抱え、ため息をつく3人。




フレデリックSIDE──


はい、面倒になったしアルテピアに戻って任せようかな。ついでに指揮官みたいな人から話し聞けるといいな。


スキルを使いアルテピアに飛ぶ。アルテピアに着くとギルドに向かう。ギルドに向かうと3人が笑いながら話していた。


「カイを連れていきたいんだけどいいかな?あ、この言い方だと選択肢があるみたいに聞こえるけど連れて行くね。」


頭を抱え、ため息をつく3人。突然ギルドに現れた事に驚く冒険者達。


「……なぁ国を潰しに行ったんじゃないのか?」

「うん、面倒になったからこの国に丸投げしに来たんだ。あと話したい事があるんだけど。」

「……ここじゃ話せない話なのよね?いいわ、ついてきなさい。久し振りで悪いのだけどライ、ギルドの手伝い頼めるかしら?」


チラリとライを見ながら頼むライラ。


「構わないさ。それより面倒なことに巻き込まないでくれよ。戦争関係は懲り懲りだ。」

「わかっているわ。アナタ達が戦争のあと大変だったことも知ってるつもりよ。でも何も言わずに居なくなったことは許さないわ。」


ジト目で睨むライラ。バツが悪いのか目をそらす2人。興味がないのか2階に上がるフレデリック。


「で、なんで面倒事を持ち込んでるアナタが先頭を歩いてるのかしら?」

「暇だったからね。先に座ってようかなって思ってね!」

「待ってくれ!!」


ライラが2階に上がろうとしたタイミングで大声でフレデリックを止めるザック。


「何?用があるから早めにしてよ。」

「ああ、アンタはあの場所を地獄に変えたよな?理由を教えてくれ。」

「理由?理由なんてないよ?聞いてどうするの?」


みるみる顔が真っ赤になり、叫ぶザック。ギルド内の視線がザックに集まる。


「ふざけるな!!人の死に方じゃねえってんだよ!!殺すにしても殺し方ってもんがあるだろうが!!」

「はぁ、戦争舐めてない?人が人として死ねないのが戦争なんだよ。死にたくない、殺されたくないなら戦争なんかしなければよかっただけだよ。それに僕が殺してなかったら死んでたのは君達かもしれない。」


フレデリックの言葉が静かになったギルド内に重く響く。冷静になったザックが口を開く前にフレデリックが口を開く。


「悪いけど君見たいな子供の言葉に時間をかけるほど暇じゃないから。2人共行くよ。」


あー、イライラするね。被害は出したくないのに殺すのは違うとか考えてるんだろうね。


執務室の中に入っていくフレデリック、その後を少し遅れて入ってくるカイとライラ。全員が座ったタイミングでフレデリックをジト目で睨みながら聞いてくる。


「はぁ、アナタは少し言い過ぎよ。で、話ってなによ。」

「これなんだけどね。レオニアが何処か分からなくて東に向かったんだよね。そしたら街があって、そこの街で見つけたんだよね。」


収納から2枚の紙を取り出して手渡す。その光景を見ていたカイとライラが頭を抱える。


「アナタね、そういうスキルは隠しときなさいよ!」

「はぁ、気にするだけ無駄か。……でこれはなんだ?」

「知らない人の遺書。」


フレデリックがそう言うと沈黙が流れ、渡された遺書に目を通す2人。初めは呆れた顔をしていたが、読んでいくうちに真剣な顔に変わっていく。


「直ぐに領主様のもとに向かうわよ。ちゃんとここに書いてある紙は持ってるわよね?」

「うん、持ってるよ。」


さらに紙を出すフレデリック。


「こっちは内容見てないんだよね。」

「まぁ、着いてから見れば大丈夫だろ。他には何か無いか?あるなら先に出してくれ。」

「うーん、多分無いかな?遺書を書いた人の死体は回収したけど、要らないでしょ?」

「要らないわよ。何で人の死体を仕舞ってるのよ……それは出さなくていいわ。じゃあ行くわよ。」


3人で執務室を出ていく。出て行くと何か言いたげたなザックが居たが深刻そうな2人の顔みて何か察したのか何も言わずに戻って行く。


言いたいことがあるなら言えばいいのに。ってか空気読めるんだね。



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