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ありとあらゆる未来のある鼠として転生したから好き放題生きていく【旧】全ての可能性がある鼠に転生(仮)  作者: リント
第2章

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57話

頭を抱えていたライラが、


「……このタイミングで誰よ……はぁ、入りなさい。」

「失礼します。アモスです。げぇ。」


フレデリックを見て思わず声を出してしまうアモス。

げぇって言った!げぇって。何もしてないのに酷くない?


「はぁ、いいたい気持ちは分かるわよ。で、何のようかしら?」

「はっ、すみません。出来れば二人の退室を。」


真面目な顔をするアモス。空気を読んで退室しようとするカイ。笑顔で居座るフレデリック。


「どうした何故退出しない?」

「?出来ればって言ったからね。ゑ?強制なの?」

「……はぁ、頭大丈夫か?」


失礼なことを言われたと感じたフレデリックが反論する。


「む、失礼な!強制なら強制って言うべきでしょ!」


頭を抱えながら退室を促してくるライラ。


「……わかったわ。2人共、退室しなさい。」

「断るよ?それに先に話してたのは僕達なんだから」

「悪いが緊急なんだ。済まないが退室してくれないか?」


かなりまずい状況なのかアモスがイライラしているのが目に見えてわかる。

仕方ないね。後で調べようと思っていたけど出すしかなさそうだね。


無言で立ち上がりポケットから出すふりをして収納から首輪を取り出してテーブルの上にのせる。首輪を目にした瞬間に目の色が変わる三人。


「これについて聞きたかったんだけど仕方ないね。じゃあ出るね。」


フレデリックが退室しようとするとカイが手を掴み止めてくる。


「待て待て。何故それを先に出さない。」

「もしかしてアモス、アナタも同じ用件だったりしないわよね?」

「……残念ながら同じ用件です。フレデリックさん、やはり先程の戦場で拾ったものですか?」

「そうだよ。子供の首についてたやつだよ。」


フレデリックの言葉で空気の死ぬ執務室。


「……アンタもしかして子供も殺したのか?」

「うん。殺したよ?」

「き、貴様!人の心はないのか!」


怒りのあまり声が震えるアモス。驚きのあまり声が出せないライラ。やっぱりかと言う顔をしながらフレデリックに向けて軽蔑の眼差しで睨みつけているカイ。


わぁ、戦っているところを見てないからかな?子供が爆発するとか普通考えられないしね。まぁ嬉々として殺したんだけどね!


「言い訳になるかもしれないけどいいかな?」

「話してみろ。」

「子供に近づいたら爆発したんだよね。所々焦げて抉れてたでしょ?あれは子供たちが爆発したあとだよ。わざわざ子供を殺すわけ無いでしょ?」


少し嘘を混ぜた真実を聞き絶句する3人。


「僕だって死にたくないからね。爆発することがわかってからは兵士とか関係なく殺させてもらったよ。」

「……そこまで落ちていたとは。すまない。アンタを責めるのは違ったな。」

「気にしなくて良いよ。結局僕は子供たちを殺したんだから。」


フレデリックにかける言葉が見つからないのか重たい沈黙が流れる。そんな沈黙の中、フレデリックが近くの棚からクッキーを取り出しサクサクという音が響く。


「……アンタねぇ、どこから取り出したのよ。はぁ、心配して損した気がするわ。」

「サク、心配サク、してくれるのはサク、嬉しいサク、けどサク、」

「食べるが喋るかどちらかにしろ。」

「サクサク、サクサク。」

「……大変ね。アナタも。」


空気を読まずにクッキーを食べ続けるフレデリック。カイに同情するライラとアモス。


立ち上がり扉に向かうアモス。外に出る前に何かを思い出したようで振り返りライラに


「今夜、領主様から話が有るそうです。」

「ええ、わかったわ。後で伺いに行くわ。」

「あ、そうだった。あの指揮官が吐いた情報後で教えてね。」

「それは難しいかもしれませんが、大丈夫で有れば必ず。」


そう言うと執務室から出ていくアモス。テーブルの上の首輪見ながらフレデリックが聞く


「そう言えば、レオニアだっけ?あそこさ、獣人とかの人類っているの?」

「急にどうした?……レオニアがあるレオシウス王国にはヒューマン以外の人類は居ないはずだ」


うーん、なんでヒューマンの国なのに、名前にライオンが入ってるんだろうね。もともとは獣人の国だったりしてね。まぁ、そんな事無いだろうけどね。


考え込んでいるフレデリックを見て嫌な予感がしたのか、何故聞いたのか聞いてくるカイ。


「なぁ、何で聞いてきたんだ?」

「うん?いや、子供たちに首輪が着いてたって言ったでしょ?子供たちってのが色んな人種が居たんだよね。だから一応の確認かな?」


フレデリックの言葉に頭を抱える2人。

うん?変なこと言ったかな?


「どうしたの2人共、頭を抱えて。何か変なこと言った?」

「どうしてさっき言わなかったのよ!!報告することが増えたじゃない!しかも、ヒューマン以外人種ってことはどこかの国から攫ってる可能性も、どこかの国が後ろについている可能性もあるのよ!」

「だって知らなかったし。聞かれてないもん。」


髪の毛が乱れる事を気にせず頭をかくライラ。


あーあ、髪の毛がぐちゃぐちゃだね。やっぱり誰かの上に立つのは大変そうだね。あ、クッキー無くなっちゃった。




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