43話
絵本の内容──
──神々が生まれる遥か昔、何もない真っ白な空間に一柱の女神が居た。原初の女神と呼ばれた女神は世界を創造する為に生命を司る力を残して3つに分けた。
──初めに力を分けた男神には運命を司る力を。
──2番目に分けた女神には魔法を司る力を。
──3番目に分けた男神には知識をを司る力を。
魔法を司る女神が何もない空間に大地を、空を、海を生み出した。その全てに原初の女神が生命を生み出す。
生み出された生命に知識を司る男神が知識を与え、運命を司る男神が運命を定める。
知識を与えられた生命は絶えず争いを続け、争いを定められた生命は死に続けた。
それを悲しんだ原初の女神は生命を生み出すのをやめる。死んでいった生命を嘆き、力を1つに戻す事を決めた原初の女神は魔物を生み出した。
魔物を生み出してすぐ、神々の戦いが始まった。戦いは熾烈を極め、何千年と続いた。
ある時原初の女神は魔法を司る女神を殺し力を自分に戻した。そこからの戦いは原初の女神が勝つかと思われていたが勝てないと悟った二柱が混ざり合い、この世界の最高神に誕生した。そして人類を使い、原初の女神に勝利した。
全ての生命の母である原初の女神には人類を攻撃することが出来なかった。
こうして最高神に逆らった原初の神は封印された。
フレデリックSIDE──
突然分身が解除され情報が頭に流れてくる。
へぇ〜、早まるんだ。じゃあ明日の為に分身解除して練度上げとこうかな?
痛覚遮断を使用してから分身を解除する。
【毒魔法の練度が上がりました】
【毒魔法の練度が上がりました】
︙
︙
【痛覚遮断の練度が上がりました】
いてて、やっぱり痛いなぁ。なかなか、練度上がらないよね。痛覚遮断使わなくても分身が肩代わりしちゃうから普段は上がらないんだよね。
道の真ん中でいきなりしゃがみ込んだせいで周りがざわめく。
やらかした、自室でやれば良かった。まぁいいかな。
立ち上がると、ホッとしたのか周りに集まっていた人が散る。流石にここでステータスを確認するのは違うと感じ、ギルドの仮眠室に戻る。途中でアーシャに心配されるが大丈夫と言い張り仮眠室に入る。仮眠室に入って直ぐにステータスを確認する
名前:フレデリック
種族:獣人(鼠)(0歳)
Level:32
RANK_
HP︰122,805,284,945 / 122,805,284,945
MP:141,790,269,566 /141,790,269,566
腕力:120,462,073,612
脚力︰120,462,073,612
体力︰125,408,762,528
防御力:89,906,869,912
俊敏︰142,070,887,038
器用︰136,057,571,816
攻撃魔力:103,094,727,460
回復魔力:94,708,159,559
SKILL:
ユニーク
ステータス閲覧(5)、増殖(10)、毒喰らい(1)、死病(3)、共鳴汚染(1)、運命は我が手に(1)、身代わり(1)、自爆(1)、自分だけの場所(1)、秘密の抜け穴(1)、進化の軌跡(1)
レア
毒生成(10)、毒魔法(8)、状態異常耐性(10)、気配遮断(10)、気配探知(10)、酸生成(10)、酸魔法(10)罠魔法(10.)、巨大化(8)、小型化(6)、悪食(1)、収納(8)、擬態(1)、痛覚遮断(3)、飛行(1)
コモン
統一言語(2)、投擲(6)、身体強化(6)、魔力操作(6)、速読(1)、大剣術(4)
称号:異世界の魂、未来を掴む者、全ての可能性がある者、下剋上、厄災、運命を変えるもの、進化の頂き、人類へ至るもの
加護︰原初の女神(寵愛)
おー、だいぶスキル上がったね。しかも新しいスキルも増えてる!何となく分かるけど見てみよう!
飛行、空を自由に飛べるSKILL。空を飛べる速さは練度による。練度が最大になると、音速を超える。
消費MP100
やった!これで空から奇襲し放題だね!あ、自爆を使えば爆撃仕放題だね!あれ?滑空でも同じ事が出来たかも……よし!考えるのをやめよう。
ステータスを確認し終えて横になる。横になるとズキズキとした痛みが引いていく。引いていくにつれ眠たくなる。
気がつくと辺りは真っ暗で、ギルド内も昼間の騒がしさとは裏腹に不気味なほど静かになる。
何か不気味だね……いつの間にか人がいることに慣れてたんだね。あ、忘れてた。
鼠の姿の分身を町の中の全てを監視させる為に無数に出す。
「さぁ、行っておいで。」
「「キュキュー!(行ってくるね!)」」
本体の掛け声に合わせて散らばっていく。
ああ、明日が楽しみだね。惨劇が起こることを知っていたのを教えたらどうなるんだろうね?きっと勇者は僕に失望するだろうね。ギルドマスターは叱ってくれるかな?
明日の惨劇が楽しみで思わず嗤う。破滅願望が有りながら人ともに居たい鼠は人で遊ぶ。子供が遊びでおもちゃを壊して後悔をするように鼠も人を壊して後悔するであろう事を自覚しながら止められない。




