10話
じゃあ次の罠を見に行こうか。うーんここから一番近い罠は何処だっけ?罠を設置しすぎてどこにあるか忘れちゃった。……不味くない?そのまま引っかかったまま放置したら可哀想だし、出来れば美味しく頂きたいからね。
周囲を探すこと10分。罠を見つけることに成功した。が、罠は破壊されて縛っていた木ごと無くなっていた。
……流石にこれが罠だった何てわかるわけないじゃん!え?何でわかったかって?だって罠の前に置いといたオークの肉が潰されてるけど残ってるんだもん。仕方ない他の罠も確認しておこうか。
全部の罠を確認するまでにかかった時間2時間。……全部の罠が壊されてました。……はぁ、ここまで来ると何か怒りを通り越して、どうでもよくなるね。はぁ、もういいやとりあえず寝ようかな……
数時間後
おはようございます!!寝たら罠が全て壊されたことに対して腹が立ってきました!……まぁ、原因は分かっているんだけどね。多分最後の罠だけはスキルで作ってスキルで、強化したから壊れなかったんだよね。罠をまた設置するにしても肉とかが無いし仕方ないから獲物を探しますかね。
うーん、何処に探しに行こうかな?前回ハイオークが居た辺りで探してみようかな?あの辺ならもっと沢山生物が居そうだし、そうしようか!あ、あと昨日ワーウルフが居た辺りも確認しとかないとね。何も考えずに溶かしきったから環境破壊が怖いし……
ワーウルフを倒した辺りを見渡すと血の跡すら無くなっていた。まるで元から何もなかったかのように。
……一晩で元に戻るとかどうなってるんだろね?!寝床は元に戻ったりしてないし、何でだろうね?もしかしてゴブリンの集落も元に戻ってる?確認したほうが良さそうだね。
……凄いね。ちゃんと家ごと溶かしたのに、全部元に戻ってるよ。文字通り全部ね。お陰でゴブリンたちも復活(?)してるし。何だこれ意味わかんないね……
ん?これって経験値稼ぎ放題ってこと?まぁ、次は復活するか分からないし、試してみようか!
ゴブリンの集落に近づき酸性霧を使う。ワーウルフと違い声を上げる間もなく溶けて死んでいく。家の中にいるゴブリンだろうが、外にいるゴブリンだろうが、家だろうが、関係なく溶けていく。集落の全てが溶けて赤黒い液体が集落の跡地に広がる。そして、ゴブリンの集落だったものは肉と血が溶けた液体を残して跡形もなく消えてしまった。
【Levelが上がりました】
【Levelが上がりました】
【酸生成、酸耐性、酸性霧の練度が上がりました】
やったね!数が多いからすぐにレベルが上がるね!しかも練度も上がるし一石二鳥だね!あとはどれくらいでこれが復活するかだね。あ、そうだ他にも集落無いかな?その方が効率も良さそうだしね。
近くを探索すること3時間、ワーウルフの巣とコボルトの集落を発見した。ワーウルフの集落は地面に穴を掘っただけの簡素なつくりで、コボルトの集落は洞窟の中にあった。
あ、良いこと思いついた!これさ、罠を設置しまくれば結構かかりそうだよね?練度が上がると罠も増えるらしいし、ワーウルフとコボルトの生活リズムを見て、設置できるタイミングあったら設置しようか。あと練度で思い出したんだけど、気配探知と気配遮断のスキルが上がったんだよね。でもさ、新しい能力は増えなかったんだよね……
何か法則性とかあるのかな?まぁそのうちわかるかな?
じゃあ今日はワーウルフの方を1日観察してみようかな?
ついでにソロで行動してるやつが居たら、今日のご飯にしよう。倒したけど味は確認してないしね。じゃあ近くの木に寝床を作っておこうか。
寝床を作って夜まで観察してたんだけど、群れのオスが交代で起きて群れを襲いに来る生物がいないか、警戒してるんだよね。だから、昼間に攻めると絶対に半分くらい逃がしそうなんだよね。夜は狩に行くらしいし、その隙に罠を設置して戦いやすくしようか。
数時間。はーい夕方になりました。何か夜に狩りに出るって言ってたけど、薄暗い時間帯に出るんだね。あ、あと予想通りではあったんだけど、子供だけを残して狩りに行くんじゃなくて、ある程度大人の個体も残ってるみたいだね。それと、数体づつのグループに別れて狩に出るんだね。
なら罠はどこに設置しようかな?あ、そうだ!狩に向かったワーウルフ達が通った、獣道を塞ぐように設置して周りにも設置したら、心配して寄ってきた別の個体にもかかりそうだよね。よし、じゃあ設置していこうか。
2時間後。やっと全体に罠を設置しきれたよ。お陰で罠製作と、罠設置のスキルの練度が2つも上がっちゃったよ。
じゃあかかるまで暇だし、寝床で寝てようかな?どうせかかったらうるさくて目が覚めるだろうし、とりあえず寝ちゃおうかな。それじゃあ、おやすみなさい。
おはようございます!ワーウルフ達が帰って来る前に目が覚めてしまいました!まぁ鳴き声で起こされるのはキツイし、ちょうどいいかな?あ、ワーウルフ達が帰ってきたね。ちゃんと罠を設置した辺りから来たね。あ、かかった。
「キャン?!」
「「ワン!?アオーン!」」
「「キャン?!」」
あっははは、やばい凄く面白いね。一体が罠にかかって心配した個体が周りを鳴きながら歩いてたんだけど綺麗にかかって、ギャグ漫画みたいになって笑わないほうが難しいって。うーん、でも、少しだけかからなかったのがいるね。負ける気はしないんだけど、これ以上個体が増えて逃がしたら嫌だしそろそろ狩ろうかな?
罠にかかっていない個体と同時に狩れるように麻痺毒のポイズンバレットをワーウルフに近づいて発射する。グループの内三分の一くらいはこの一発で死んでいく。死ななかったワーウルフも、麻痺毒を浴びて声を上げることも出来ない。
【Levelが上がりました】
おー、やっぱりワーウルフは効率いいね!じゃあ残りも狩ろうか。残りを狩っていると別の場所から、ワーウルフの悲鳴が聞こえてくる。よし、じゃあ次の場所に行こうか。
次の場所に行くついでに巣を確認すると、ワーウルフ達が異常事態に気づいたのか、警戒して巣の周りに出て自分たちの子供を守ろうと、子供を中心に円を組んでいる。子供達は異常事態に気づいていないのか、はたまた気づいてはいるが、何時もと違う状況が楽しいのか、ぐるぐると円の中を走り回っている。
わぁ、何か倒しづらい光景だね……まぁ、関係なく殺すけどね!!どうせ時間が経ったら、復活するでしょ。真ん中に向けて壊毒で出来た水のような毒の塊を投げ込む。毒の塊をワーウルフの子供を中心に浴びていく。そして、濡れた子供達を見て親が毛繕いを始める。舌が壊毒に触れると親の口が溶けていき、舐めていた子供に血がかかる。血がかかった所からどんどん溶けていく。そんな様子を信じられなかった親の個体が自分たちの子供達を抱きしめ始める。悲しいような悔しそうな今にも泣き出しそうな表情を浮かべて子供達と一緒に溶けてなくなってしまった。
【Levelが上がりました】
【新しいスキルが増えました】
……何か罪悪感が凄いね……はぁ、仕方ないよね?死にたくないし、死なないためには強くならないといけないから必要な犠牲ってことで……何か鼠になってから、大して罪悪感がわかなくなってるし、湧いても直ぐにどうでもよくなるんだよね……よし、切り替えていこうか。じゃあ気を取り直してスキルを、見てみようか!
ポイズンボム、毒を爆弾のように扱うことができるSKILL。無機物または生物に当たることで爆発する。毒の強さと種類は毒生成に、威力と範囲は練度に依存する。消費MP50
おー強そうだね!どれくらいの威力か確認してみようか。ワーウルフの巣だった血溜まりにポイズンボムが触れた瞬間、衝撃波が四方八方に広がりながら針の様に鋭い水しぶきが飛び散り、それとほぼ同時に耳をつんざくような轟音が鳴り響いていき、着弾した場所から半径10メートル程度の地面が深く抉れている。
……火力がやばいね!!これ練度が上がったらどうなるんだろう?火力が更に上がるのかな?上がってくれると嬉しいね。




