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エピソード ラブ

「お主、この世界で生きていて楽しいか?」


 そんなぶっ飛んだ質問を、初めて会ったばかりの爺さんにされる。

いきなりの衝撃発言に俺は、なんと返事すればいいのか思考が停止してしまった。

けど、俺のことはお構いなしに爺さんは俺の返事を待ってるらしく、この場は何とも言えない空気になりつつある。

きっと今の状況を言葉で表すなら松尾芭蕉レベル以上の詩人が必要だろう。



 しばらくすると(10分後)、俺が戸惑っていることをようやく察したらしく。

爺さんが再び口を開ける。


「答えにくいか。ならば、質問を変えよう。お主は異世界に行ってみたいか?」


 待ってましたその質問。

普通の人ならここで、この世界での愛着だのこのじじーの話が胡散臭すぎると思うかもしれない。

しかし、俺の第二の人生はここから始まるんだと思い決意した。


「行きます。行って二度とこんな世界に帰りたくないです。」


 後にこの言葉が、俺が一生後悔する理由になるとは一切考えていなかった。






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