8「尼と甘茶」
一番始めに、回るお寺は、「霊山寺」である
そのとき、付いてから知るほどに、自分は、無知である
その寺では、カメラを構えた人の前に
どこかで見たことのある女性が、立っていたのであるが、よく見れば、世界不思議発見で、司会の横で、立っている人ではないか、と、思いながら、何か、思案顔の彼女の横を通り過ぎて、本堂の中へ
ここで、礼儀の一つとして
この四国八十八カ所巡りの寺には、ほとんどに置いて
本堂とは別に、大師堂と言う空海上人を、まつる建物があり、そのにかしょに、線香、ろうそく、を、お供えしなければいけない
なので、自分のカバンの中には、恐るべき数の短い蝋燭と線香が、ストックされており、腰に巻き付けたカバンには、直ぐに取り出せる用のその二つが、ファンシーな買わなかったので代用した入れ物に入っていた
で、見よう見まねで、お供えした後、いよいよ本堂へ
そこでは、甘茶を振る舞う尼さんの姿が
どうやら何かの記念日らしい
で、彼が、お経を、宗派が違うものでも良いかと聞いてくれたところによると、全てを受け入れるらしく
実に仏教的だ、みじかだと、善光寺みたいなものだろうか
かくして、自分は、般若心経を、詠まないおへんろを、いよいよ開始したのであるが
そのときの服装は、ズボンにTシャツ、唯一輪袈裟は、駆けているものの、白装束も、頭にかぶる笠も
ましては、金剛杖と言う、空海上人と同等の価値のするものも持たない、恐るべき服装であったが
価値観も世界観も倫理も論理も人間性もルールも違いはあるが、唯一そこには、共感した自分であった
しかし、御朱印帳を、する事に驚かれたことに
驚いた自分でもある