7/27
7「袈裟の紋を、選ぶ優柔不断」
優柔不断なことについて、困ることは、あきらめてはいるが、やはり恥ずかしい
出発するとき、自分の宗派の紋の入った袈裟を探したのであるが、もって行くのを、見事に、否定されてしまった、仕方なく現地で探すことにしたのであろうが
現地で見つかったのは、太鼓に書かれているような
曲玉を三つ並べたような紋が刺繍されているものであった、果たして、これを、身につけて良いものだろうか、しばし迷い、彼に聞いてみたが
「いいんじゃないか、どれでも」と中々アグレッシブ
うむ
悩む自分
そのうち、いつの間にか、紫の袈裟か緑茶色の袈裟
そして、短いか長いかに迷いだし
結果的に、会計後に、申し訳ないが、交換してしまうほどに、迷う
彼は、人に迷惑をかけたことに、少々しかめっ面である・・・・